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ソードアート・オンライン〜Another story〜
マザーズ・ロザリオ編
第249話 剣士の碑
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ったのはユウキだけでなく、ランも同じだった。
そして色々と話していく内に 皆の視線がリュウキに集まる。
「んー…… お姉ちゃん。ここで何かあったっけ??」
「うーん…… 判らない、かなぁ。私も」
間違いなくベテランであるアスナやレイナも知らない情報に当然更に視線が集まり、やがてちょっとした期待にもつながっていった。
それを見て、感じたリュウキはニコリと笑った。
「……行ってみてからのお楽しみだ」
その一言に少なからず 主にジュンからブーイングが飛ぶ。『もったいぶってないで教えろーっ!』と言えば、ノリがそれに乗っかって『そーだそーだ〜!』と煽る。ユウキも『教えてよーっ!』と。
だが、目的地は本当に目と鼻の先。巨大な王宮に背を向けて 無数に存在する花壇の間を縫うように進むと、直ぐ前方に四角い《黒鉄宮》が見える。
今まさにすぐそばにいるんだ。
「もったいぶって悪いとは思うが……ほら、本当に直ぐ傍だぞ?」
指をさした先にははっきりと見える黒鉄宮。
「よーし! 皆突撃だよー! リュウキにしっかりと期待しよーうっ!」
リュウキに訊くのを止めて 足早に進むユウキ。そしてみんながそれに続いた。
黒鉄宮の高いメインゲートを潜り、建物の中に踏み込む。独特なひんやりとした空気が肌を撫でたのを感じた所で、レイナがそっと聞いた。
「ねぇ、リュウキ君。……ここってイベントの類は無かったって思うんだけど…… ほんとに何かあるのかな?」
「……もう直ぐだ。少しだけ早かったみたいだが、もう少し。……もう少しだ」
レイナはリュウキの言葉を訊いて、それ以上は何も聞かなかった。
当初は、あの時の空気を、暗く沈んだ空気を更に忘れさせるために、ちょっと言い方は悪いかもしれないけど、ウソの情報を言ったのではないか? と少なからず思ったりしていた。
そして ここに到着して、目的のものを見て…… 『皆と一緒に刻む事が出来た。それが何よりだという事』と言うのでは? とも思った。
だけど、リュウキの顔を見て レイナはどちらも違うという事が判った。
―――何かがあるんだ。
そう確信する事が出来た。
そして、ここ黒鉄宮の最奥、大広間に入る。ひときわ静謐な雰囲気に包まれた空間。その奥には巨大な横長の鉄碑が鎮座している。
最初こそはリュウキの言葉が頭の中に残っていたのだが、それを見た途端に忘却させた。
「っ あれか!」
ジュンとノリが アスナとレイナの間を抜けて走っていく。 それに続いてシウネーが、タルケンが、テッチが、走ってゆき 皆に続く形で アスナ、レイナ、ラン、ユウキ、リュウキが続いた。
そこにあるのは まるで
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