アインクラッド編〜頂に立つ存在〜
X`mas企画 伝説の依頼
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で囲まれてしまうがソレイユは特に気にした様子もなく、Mobたちと相対していく。
「まぁ、今回はほんの少しだけ本気出していきますか・・・」
音もなく、ソレイユの長刀が振るわれた。何の派手さもなく、何の余分もなく、ただ斬るということに特化したその斬撃は、受けたものを呆気なくポリゴン片へと変えていく。また一体、また一体と立て続けにポリゴン片に変えていく。振るわれた長刀は斬光をのこして次々と終わることなき斬撃の嵐としてMobたちを襲っていく。
『ガァァァァァっ!!』
はたしてそれはなんの咆哮だったのだろうか。絶望にうち震えた悲鳴なのかただの虚勢なのか区別をつけるのは難しかった。ただ、ソレイユの圧倒的な実力に恐れおののいていることはわかった。
「やれやれ・・・もう少し難易度が高くてもいい気がするんだけどなぁ・・・まぁ、言ってても始まらないか。さっさと片付けることにしよう。いくぞ、≪鳳炎皇フェニックス・エール≫!」
愛刀に呼びかけ、再び斬撃の嵐を巻き起こす。それから時間にしてわずか五分たらずでソレイユの撃破数は百を越えた。剣の頂に立つ者が振るう剣は衰えることはなかった。それが例え、休暇中であっても。
◆
キリト、リクヤ、ビートside
「はぁぁぁぁっ!!」
リクヤが愛刀オータムリリィにライトエフェクトを纏わせながら大量のMobに突っ込んでいく。両手用大剣の上段ダッシュ技≪アバランシュ≫。早速Mobの一体を撃破するがすぐさま別のMobが抜けた穴を埋めるかの如く群がってくる。≪アバランシュ≫は突進力があり、回避されても距離ができて使用者の体勢を立て直す余裕を与えてくれる優秀な高レベルの剣技であるが、こうも数が多いとそのメリットも役に立たない。スキルディレイによって動けないリクヤに襲い掛かるMobたちだったが、ジェットエンジンのような効果音が響くとポリゴン片となって消えていった。ディレイが解けると先ほど≪ヴォ―パル・ストライク≫を放ったビートに礼を述べると、キリトの声が響いた。
「リクヤ、あんまり一人で無茶するなっ!!」
「そうだぜ。この数なんだ・・・フォローし合いながら戦わねぇと・・・」
ビートの言いたいことが分かったリクヤは一言だけ謝るとオータムリリィのほかにもう一本の大剣キャリバーンを取出し左手に持った。キリトもキリトでエリュシデータとダークリパルサーを装備しているということは本気の証であった。ソレイユと同様に囲まれた三人は背中を向け合い、武器を構える。
Mobたちが一斉に襲い掛かってくる。それを何とかつかず離れずの距離を保ちながら三人は倒していく。リクヤは大剣にライトエフェクトを纏わすと、二本あわせて斬り上げ、コン一秒遅くその二本を別々に振り下ろし、そこから左、右、左と一閃ずつ、さらにクロ
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