アインクラッド編〜頂に立つ存在〜
X`mas企画 伝説の依頼
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しく。あと、俺も敬語と解らないから」
それぞれ初対面同士自己紹介を終えたところで、キリトがビートにあることを訪ねた。
「ビート、もしかして・・・」
「あぁ、レジェンド・クエストっていうのを受けに来たんだけど・・・キリト、お前もか・・・?」
ビートの問いにキリトは首肯した。その瞬間、キリトたちの大所帯の中にビートが加わることが決定した。
◆
二十層北部 眠りの渓谷
リクヤ、ビートを交えたキリトたち一行はクエストが行われるという場所まで来ていた。現在七十四層までクリアされているため、攻略組である彼らがいまさらこんな場所でやられるはずもなかった。何事もなく目的地の場所に着くと渓谷にある上り坂を進んで行く。中腹部分まで歩いていくと、大きく空けた場所に出た。その開けた場所の奥に再び一本道の上り坂があった。ここで立ち止まっていてもしょうがないので、進むことにした一行はひたすら歩いていく。しばらくすると頂上付近が見えてきた。
「やっと頂上かよォ・・・」
歩き疲れたのか、情けない声を出すクライン。頂上まで登りきると、そこは平面としていて真ん中に巨大な鳥の巣らしきものがあるだけだった。巨大な巣に近づいてみるが、何かが起こる気配はない。
「本当にここでいのか?」
リクヤの言葉に首を傾げる一同。そんなとき、美しく聞くもの全てを魅了するような鳴き声が響いた。キリトたちが空を見上げると、全身は金色と赤色の羽毛があり、翼は輝いていて鷹の如き形の巨大な鳥が飛んでいた。翼を羽ばたかせ威風堂々と空を飛ぶ姿は何者も魅了する美しさがあった。巨大な鳥はキリトたちの目の前にある巣に降り立ち、体を丸めて眠ってしまった。
「・・・・・・なんなんだ?」
キリトが言葉を漏らしたその時、【フェニックスの守護】を受注した全員の目の前にクエスト開始のログが出現した。しかし・・・
「・・・・・・どうすればいいんだ、これ?」
「「「「「・・・・・さぁ?」」」」」
ログが出現したのはいいが何をすればいいのかわからない一同は首をかしげている。あたりを見回しても特に何かが起こる気配はない。わけがわからず時間ばかりが過ぎていき、キリトたちがどうするか迷っているとき、聞きなれた声が聞こえた。
「・・・なんでこんなところにいるんだ?」
不死鳥が眠る巣の中からひょっこり出てきたのは言わずと知れたソレイユその人だった。巣から出ると欠伸をしながらキリトたちの方へと歩み寄っていく。
「・・・初対面の奴がいるなぁ・・・キリト君、説明よろしく」
「あ、ああ。黒服の奴は凛々の自由っていうギルドに所属しているリクヤ、赤いフードつきのコートの奴はβ時代からの知り合いのビートだ」
「そうか。おれはソレイユだ。敬語とかいら
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