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X`mas企画 伝説の依頼
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ってるんだろ・・・レジェンド・クエストのこと」

「まぁナ。だが、教えられないナ。第一人者から他言するなって口止め料までもらってるからナ」

「第一人者?そのレジェンド・クエストをクリアした奴がいるのか?」

キリトの質問にアルゴは片手を掌を上にして指し出し、もう片方の手は人差し指を一本立てている。それを見たキリトはウインドウを開き百コルをアルゴが差し出した掌にのせた。

「まいどアリ!ああ、第一人者・・・あいつはたった一人でそのクエストをクリアしちまったヨ。一緒に連れて行ってもらったこともあったガ、あれは地獄だネ。よくあんなクエストを受けられるものだヨ」

「その第一人者って誰なんだ?」

今度はじゃんけんのパーのごとく手を開いている。それを見たキリトは五百コルをウインドウからオブジェクト化してアルゴに手渡す。受け取ったアルゴは確かに、とうなずいてから口を開いた。

「キー坊やアーちゃん、特にルーちゃんがよく知っている人物だヨ」

「よく知ってる人物って・・・まさか、ソレイユか?」

キリトの言葉にアルゴは首を縦に振った。まさか身近に件のレジェンド・クエストをクリアしているものがいるとは思ってもみなかったキリトたち(クライン含む)は呆然としてしまうが、

「まぁ、ソレイユだし・・・」

というルナの漏らした言葉によって納得してしまう一同だった。



詳しいことはソー君に聞いてくレ、今日やるって言ってたからサと言い残してアルゴは去っていった。それから、準備を整え、風林火山の面々と合流を果たしたキリトたちはレジェンド・クエストが受注できる村へ足を運んでいた。

「にしても、まさかソレイユの奴がレジェンド・クエストをクリアしてるとはなぁ・・・」

クラインは知人が件のクエストをクリアしていることについついぼやいてしまう。

「ソレイユのことだから何か意図があって隠してるんだと思うけど・・・」

自身なさげに言うルナ。恋人であるルナでさえソレイユの行動は読めないところがある。そのためソレイユが何を考えているのか、時々わからなくなる。この中でソレイユの一番近くにいるルナがこうなのだ。他の誰かに分かるわけがない。

「まぁ、行けばわかるだろ」

呑気とも取れる言葉を漏らしたのはやはりというべきかキリトだった。
そんなこんなで村に着き、いざクエストボードがある場所へ行こうとしたとき、キリトの目に全体的に黒い服を着た知人の姿が映った。

「お〜い、リクヤ〜!」

「ん・・・?おーっす、キリト!」

キリトの声にリクヤと呼ばれたプレイヤーはキリトたちの姿を見つけると駆け寄ってきた。

「なんでこんなところに、って・・・・・まさか・・・」

「ああ、キリトたちと一緒だと思う・
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