アインクラッド編〜頂に立つ存在〜
X`mas企画 伝説の依頼
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だよっ!?」
「何事も妥協は良くないだろ?」
短いスカートの裾を抑えながら涙目で異口同音を口にする女装三人組だが、ソレイユは特に気にすることなく理由を述べた。それに対してビートが抗議を申し立てたが、いい笑顔で返されて何も言えなくなってしまう。
その後、宴会は普通に続いたがキリト、リクヤ、ビートの三人は終始顔を真っ赤にしながら酒をちびちび飲んでいるだけだった。
蛇足
「も、もういいだろっ!!」
「そうだぜ。俺は帰ってユカたちに報告しなくちゃいけないからもう帰るぜ・・・」
「俺も、今日は疲れたからゆっくり寝たい・・・」
そういって、酒場から出て行こうとする三人をソレイユは何気なく呼び止めた。
「別にかまわんが・・・なぁ、キリト君、リクヤ君、ビート君・・・」
「「「なんだよ!?」」」
気が立っているのか、ソレイユに呼び止められた三人は本気で気付いてないようであった。
「・・・そのままで帰るのか?」
「「「・・・・・・っ!?」」」
その後、三人が慌てて着替えたのは言うまでもない。
後日談という名の蛇足
とある低層の低レベルダンジョン。そこでは非公式な取引が行われていた。
「8,000!」
「8,500!」
「9,500でどうだ!」
「10,000!!」
「10,000!他にいませんか!?・・・・・・いませんね!では、10,000で落札です!・・・・・・それではフォトデータとコルをトレードしてください」
司会者の言葉通りに二人の男がフォトデータとコルをトレードする。その光景を9,500と叫んだ男は悔しそうに見つめている。二人がトレードを終えると席に戻る。それを確認した司会者から道化師のような高い声が洞窟内に響いた。
「それでは皆様。本日最後の品に参りましょう!!」
司会者の言葉にコルの残高を確認する者や、落札したものを慌てて仕舞い準備に入る者などがいた。
「こちらの写真は一枚10,000からでございます・・・データではなく写真のみとなりますがご了承ください・・・それでは、写真をどうぞ!」
特殊な結晶を通じて壁に映し出されたのは【メイドな男の娘】と名を打たれた一枚の写真。
ミニスカートのメイド服を着た三人が恥ずかしさのあまり涙目になり、必死にスカートの裾を抑えている、という画像であった。
息を呑む参加者たち。会場である洞窟が静まり返った、次の瞬間・・・
ウオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォォォォォォォォォ!!
という怒号が洞窟内に収まらず、アインクラッド全体を揺るがしたとかなんとか・・・
【SAO 裏オークション】
様々なものが取引されるこの
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