アインクラッド編〜頂に立つ存在〜
X`mas企画 伝説の依頼
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気にした様子も見せず笑っていた。
「それで、いきなりどうしたんだよ?」
キリトの言葉に笑っていた表情を真剣なものに変えると、重々しく口を開いた。
「なぁ、キリの字。レジェンド・クエストって知ってっか?」
◆
クラインの話しを要約すると、二十一層にある廃村に寂れたクエストボードがあり、そこで受注できるのがレジェンド・クエストだという。
「よくそんなの見つかったな」
「ああ、まったくだ。でよぉ、本題はこっからなんだが・・・」
その受注できるレジェンド・クエストは一つだけしかなかったらしい。その一つが【フェニックスの守護】というクエストであるが、クエストが行われる場所しか記載しておらず、詳しいクエスト内容が書かれていなかった。そのため情報屋として有名な『鼠』にクエスト内容を聞き出そうとしたところ、鼠は知ってるけど教えられない。そのクエストは受けないことをお勧めする、といつにないほど真剣な表情で言ったらしい。その後、去り際に念を押すようにレジェンド・クエストには手を出すナ、と言い残した。いつになく重い雰囲気を纏った鼠の言葉に当てられ、レジェンド・クエストに手を出すものは中層低層にはいなかった。
「あのアルゴがそんなことを?」
「ああ、オレも聞いた話だから詳しいことはわからねェが・・・それでキリト・・・そのレジェンド・クエスト、一緒に受けちゃくれねェか?めちゃくちゃなポテンシャルの武器の素材が手に入るらしいンだが、オレたちだけだと不安でよォ・・・」
「・・・・・・」
難しい顔で悩むキリト。それはクラインの依頼を受けるか悩んでいるのではなく、アルゴの言い方に何か引っかかるために悩んでいた。少しの間難しい顔で悩んでいたキリトは改めてクラインに向き直り、首を縦に振った。
「わかった・・・とりあえず、アルゴを呼ぼう。詳しい話が聞きたい」
「新婚なのにすまねェなキリト・・・」
「気にすんなよ・・・アスナ、ルナ、そんなわけだから今日は二人d「私たちも行くよ、キリト君」」
キリトの言葉を遮りアスナの言葉が響いた。その言葉を聞いたキリトは咄嗟に反論した。
「だめだ、何が起こるかわからないんだぞ!」
「だからだよ、人数が多い方が対処にも困らないだろうし・・・それに、私は守られるほど弱くないよ?」
「だけど・・・」
直もアスナに反論しようとしたキリトだったが、いきなり肩に手を置かれたためそちらに目を向けてみると、何やら悟った表情のルナがいた。
「あきらめた方がいいよ・・・こうなったアスナは何を言っても聞かないから・・・」
その瞬間アスナとルナの動向が確定した。
◆
「なるほどナ〜、それでオレっちが呼ばれたわけカ・・・」
「ああ、アルゴなら知
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