1回戦7日目 決戦1
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アンタ達は最高のコンビだよ、今は消えてる奴らもね。きっとこの聖杯戦争でも勝ち残っていけるくらいね、でも油断は絶対しない事だよ、したらそこがアンタ達の命運が尽きるときさ。さ、勝者は帰りな。敗者はおとなしく消えるとするよ」
「待て!ガキ!いや総刃だっけ!?お、俺に勝ちを譲ってくれよ!そうしたら聖杯を分けてやるからさ!」
「悪いがその申し出は断る、俺には帰るべき場所がある」
「な、頼む待って!?」
「っ!?なんだこれは!」
突如壁が現れた
「ひぃ!?ぼ、僕の手が!」
「何が起こってるんだ?」
「奏者は知らなかったのか、月の聖杯戦争の敗者の末路...それは死だ」
「じゃあ俺は慎二さんを殺した?」
そんな馬鹿な、地球での聖杯戦争でもマスターは必ずしも殺さないといけないなんてルールはない、なのに、なのに
「お、お前のせいだぞライダー!お前のせいで僕が」
「慎二、負けたなら負けたなりにしっかりしな、アタシらは負けたのさ」
「それはお前がやられるから!?腕が!た、助けてくれよ!」
無理だ、この電子世界であの状態となった者を助ける事なんてできないってわかってる
慎二は必死に助けを請いライダーは仰向けになって満足した顔をしていた
「さ、行くよ慎二。地獄か天国かそれはまた行ってみてからのお楽しみさ」
「嫌だ!嫌だ僕はまだ死にたく」
消えた...黒い粒子となって...リターンクリスタルを使った訳じゃない、今回のは...死
「...奏者よ...帰るぞ」
外に出ると凛さんがいた
「あら、間桐君が出てくると思ってたけど違ったみたいね、でも貴方なら何となく納得できるわ。貴方、強者の目をしてるもの」
「...」
「でも間桐君でも2回戦か3回戦くらいで脱落すると思ってたんだけどまさかのアクシデントね、それほど貴方のサーヴァントが強いか貴方が強いのか」
「...話す気はない」
「...迷ってる?後悔してる?」
「...いや、迷ってもないし後悔もしてない。俺は帰るべき場所に帰る、その意志は変わらない。例え人殺しの汚名を着ようとも」
そういって一階から立ち去った
「...」
「ご主人様...大丈夫ですか?」
「うん...ちょっと割り切れてないだけ。これも一夜明ければ治るよ」
「そうですか」
「無理もないだろう。初めて人を殺したのだから」
「違うであろう!殺したのはセラフであり奏者ではない」
「だがマスターが手を下さなければ間桐慎二は死ななかった」
「ぐっ、そうだが」
「お二方喧嘩は止めて下さい、ご主人様に迷惑です」
「すまない」
「すまぬ」
「...
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