ペルソナ3
1839話
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あれば、大人しく学生生活を楽しむ事も出来るようになるだろう。
桐条の性格から考えて、ペルソナ使いや影時間の関係者といった面々と俺は一纏めにしておきたい筈。
となると、恐らく俺とゆかりは同じクラスになるだろう。
そうなれば、色々と面白い生活を送れるのは間違いない。
「ふーん。ま、向こうが何を考えていようと、こっちには関係ないわね。タルタロスの一件では情報共有とか協力する事になったけど、だからといって向こうと合流したり、向こうが合流したりといった感じじゃないんだし」
「まぁ、そうだな。それは間違いない」
実際、俺達が桐条達と協力関係を結んだのは、あくまでもタルタロスで得た代物の解析とかに関してだけだ。
勿論こちらからも情報を提供する事はあるだろうが。
ともあれ、ゆかりの言う通り向こうと本格的に合流するというのは、今のところ考えてはいない。
……まぁ、それはあくまでも今のところであって、将来的にどうなるのかは分からないが。
ただ、個人的には幾月が向こうを仕切っている時点で余程の事がない限り、その可能性はないと思う。
「ま、その件は置いておくとして……ねぇ、アクセル。タルタロスの方はどうするの?」
唐突に変わった話題に少し驚きつつ、そっちの問題もあったんだよなと溜息を吐く。
「どうするって言われてもな。正直今のところはどうしようもないというのが正直なところだ」
鉄格子……のように見えた何らかの力場で封印されている、16階。
恐らく俺の力を使えば、無理矢理あそこを抜ける事も可能だろう。
だが、そのような事をした場合、原作にどのような不具合が生じるかが全くの不明だ。
いい影響を与えるのであれば問題はないのだが、悪い影響を与えるという可能性を考えると……無理矢理というのは、少し遠慮したい。
この辺、原作知識がない故の難点だよな。
「うーん、でも……じゃあ、当分タルタロスを攻略しないままでいるの?」
「そうだな。恐らく何らかのトリガーになるものがあるんだと思う。それがないからこそ、16階から先には進めないんだろうな」
「トリガー、ね。それで、そのトリガーってのは具体的にはどんなの?」
「いや、俺に言われてもそのトリガーが分かる筈ないだろ」
「……魔法とかで、どうにかならない?」
「ならないな。もしかしたらそういうのを知る魔法、未来視の魔法とかもあるかもしれないが、残念ながら俺は使えないな」
原作知識があれば、未来視の魔法云々といった事も誤魔化せたかもしれないが……この世界の原作知識がない以上、それも出来ない。
「となると、そのトリガーが判明してどうにかするまで、タルタロスの攻略は足踏みしなきゃいけないの?」
「そうなるな。もっとも、だからってやるべき事がな
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