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提督はBarにいる。
ヘルシーなのに満足!蒟蒻レシピ特集・その2
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ってるし。浜風も必死に口の中の熱気を逃がしながら咀嚼してる。まぁ、焦って食う事はねぇだろ。食事は急がなくちゃならねぇ時以外は、ゆっくりと楽しむモンだ。




「はぁ……死ぬかと思うくらい熱かったわぁ」

 愛宕は制服のボタンを幾つか外し、パタパタと手で扇いでいる。その度にその戦艦級の胸がポヨンポヨン揺れている。そりゃそんだけ脂肪が付いてたら暑いだろうなぁ……なんて事をつい考えてしまう。

「さてと、お次のご注文は?」

「あの……出来たら蒟蒻をお肉のように食べられるメニューが良いのですが」

 おずおずと手を上げたのは浜風。まぁ元々お前の為に始まった今日の飲み会だしな。その本人からのリクエストに応えるのは当然だろう。

「あいよ、蒟蒻を肉に見立てたメニューな」

 実の所、蒟蒻を肉に見立てたメニューというのは結構多い。坊さんなんかが食べる精進料理には生臭物……つまりは肉や魚等の動物性タンパク質は入っていないが、それに見せかける料理に蒟蒻を使うのは定番だったりする。まぁ俺は坊さんでも何でもねぇから、普通に肉とか使うがな。



《モツ無し!?蒟蒻で土手煮風煮込み》※分量2人前

・蒟蒻:1枚

・豚バラ肉:200g

・長ネギ:1/3本

・酒:小さじ1

・赤味噌:50g

・砂糖:50g

・水(又は鰹だし):50cc

・みりん:大さじ1

・塩:適量

・サラダ油:適量

・七味とうがらし:お好みで



 このレシピはモツが苦手だけどモツ煮込みが食べたい!という我が儘な知り合いがいてな。その為に作ったレシピなんだよな。まずは蒟蒻はスプーンで薄く削ぐようにちぎる。豚バラ肉は1cm幅で切って酒を振り、揉み込んでおく。長ネギは小口切りにしておく。

 蒟蒻を塩揉みして5分位置き、沸騰したお湯でサッと湯がく。湯がき終わったら蒟蒻をザルにあけ、水気を切っておく。

湯がくのに使った鍋の水分を飛ばし、サラダ油を引いて熱する。十分に温まったら蒟蒻と豚バラを入れて炒め、火が通った所で赤味噌、砂糖、みりん、鰹だしを加えて煮込む。塩で味を調整しつつ煮込んで味が染み込んだら火を止める。

 皿に盛り付けて刻んだネギを散らし、七味をお好みで振れば完成だ。




「ほらよ。『蒟蒻の土手煮込み風』だ」

「蒟蒻の食感をモツに見立てて……成る程」

「確かに、目を閉じて食べさせられたら一瞬モツと間違えるかも」

「それにこの甘辛の味付けが絶妙で……お酒にもご飯にも合いますね」

 そう、蒟蒻のあのクニュクニュとした食感をモツの弾力ある食感に見立てて作ってみたってワケさ。そして赤味噌ベースの味付けは日本酒や焼酎、ビールなんかにも相性抜群だ。勿論ご飯
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