番外 リオINフロニャルド編 その6
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の子供としてはいけないのかな?」
「あははっ、無理に覚える必要は無いんじゃないかな?」
と、笑い飛ばすアオお兄ちゃん。
「ど、どうしてですか?」
「なのはさんは習ってなかっただろう?覚えたいと自分で決めたなら良いが、そうでなければ強要はしないと思うよ、士郎さんは」
なのはさんとはここに居るなのはお姉ちゃんの事ではなくてヴィヴィオのお母さんのなのはさんの事だ。
「あのっ…アオお兄ちゃんの世界のわたしはどうだったんですか?」
「ヴィヴィオ?あの娘は俺たちの影響を色濃く受けたから…ね」
その言葉で想像がついてしまった。
おそらく今のあたしなんかじゃ太刀打ちできないほどだったのだろう。
会える訳じゃないけれど、平行世界のヴィヴィオに軽く嫉妬した。
ヴィヴィオは考えてみますと言って答を保留した。
「ああ、そうだ。地球に行くなら注意する事がある」
「何ですか?」
「世界にはその世界の神秘の法則がある。このフロニャルドでの加護の力なんかがそうだ」
うん?
「地球にも地球の神秘がある。面倒事に巻き込まれそうになっても、自分から突っ込んでいかない事だね」
意味が分からない。
「つまりね…」
と、前置きをして少し長いお話をアオお兄ちゃんは語った。
さて、名残惜しいがそろそろ帰る時間だ。
大丈夫、冬休みはきっと直ぐに来る。
ほんの少しのお別れだ。
見送りに出てきてくれたフロニャルドの人たちに別れを告げるとあたし達は転移魔法で元の場所へと戻り、残りの夏休みを満喫するのだった。
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