0179話『綾波の気持ちとサプライズ』
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「そして最後は天霧さんですね。天霧さんは少し男の子っぽい感じで性格も壮快な感じです。でも時折見せる女の子な姿がとても可愛らしいと感じています。私も天霧さんのようにもっと元気な感じになりたいですね。
……とまぁそんな感じですね。私の姉妹たちのプレゼンは以上です」
それで私は全員の事を話し終えて少しすっきりとしていると司令官はさらに笑みを浮かべます。
「そうか。綾波は姉妹たちの事を大切に思っているんだなぁ……」
「はい。大事な妹たちですから!」
「だそうだ、みんな」
「え……?」
私は司令官のその言い方に違和感を持ちました。
みんなって……まさか!?
そしていきなり執務室のクローゼットが開いてみんなが飛び出してきました。
なんでぇ!?
「ぷはぁ……少し苦しかったですねぇ」
「潮ぉ……最近やっぱり太ったんじゃない?」
「そ、そんなことないです!」
「まぁまぁ……」
「天霧さん、大丈夫でしたか?」
「ああ、大丈夫だ狭霧」
みんながそれぞれ言葉を発していますけど私には少し聞こえてきませんでした。
もしかして、私の発言が聞かれていた?
「し、司令官?」
それで藁にも縋る思いで司令官に涙目で訴えました。
「まぁ、だましている感じで悪かったな綾波。今日は綾波の進水日だからみんなが綾波の気持ちを知りたいっていうからこんな感じになったんだよ」
「「「綾波姉さん、進水日おめでとう!」」」
そう言ってみんなは私にプレゼントを渡してきました。司令官からももらって嬉しいんですけど……。
私、嬉しさと恥ずかしさがこみ上げてきてどうにかなってしまいそうです。
みんなは口々に私の言った事を取り上げては嬉しそうに笑みを零していまして、なんと言いますか穴に入りたい気持ちです。
でも、みんなの気持ちがとても嬉しかったので、
「はぁー……癒されます。感謝ですねー」
最後には無理やり私はそう締めくくりました。
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