0179話『綾波の気持ちとサプライズ』
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えがあるのでしょうけど、仕方がないですね。それに乗ってみましょうか。
それで私は一人ひとり頭にみんなの顔を思い浮かべながら思案します。
「まずは……そうですね。敷波ちゃんでしょうか。敷波ちゃんはいつもつっけんどんな態度を取りがちで少し素直じゃない子ですけどとても根はいい子なんです。綾波型二番艦としても私の事をいつも手伝ってくれますからとても優しい子ですね」
「そうか。敷波は綾波の中ではそんな感じなんだな」
そう言って司令官はなにかメモをしていますけど、なんでメモを取る必要があるのでしょうか……?まぁ気にはしませんけど。
「お次は朧ちゃんですね。朧ちゃんは第七駆逐隊のまとめ役みたいなものでお姉さんな感じの雰囲気を纏っていますけど、それでもどこか達観しているような感じです。でも、姉妹の事を思う事に関しては人一倍強い子ですから私も朧ちゃんの事は大好きです!」
「ふむふむ……」
「そして次は曙ちゃんですね。曙ちゃんはいつも司令官の事をクソ提督と呼んでいますので口が悪いのはもう司令官も知っている事だと思います。ですが曙ちゃんはそれはただの照れ隠しみたいなものだと私は感じます。だって、たまに曙ちゃんは司令官と話す時は笑みを浮かべる事がありますから。だから私としましては素直になってほしいところですねー」
「ふふ……。なるほど、曙はそんな感じか」
それで司令官は笑みを浮かべていました。
ううー……何やら少し話していて恥ずかしくなってきますね。
「それじゃ続いていこうか」
「あ、はい。お次は漣ちゃんですね。漣は綾波型のムードメーカー的な存在ですね。いつもなにか面白い事があると首を突っ込んでいる感じですのでお姉ちゃんとしましては少し心配ですね。ですけど漣ちゃんは他人の気持ちを尊重できる子ですので無茶な事は言わないのが取柄です。いつも誰か気持ちが沈んでいたらその個性を使って勇気づけていますから」
「そうか。確かに漣はいつも場を盛り上げてくれるからな。その評価は妥当か」
「そしてお次は潮ちゃんです。潮ちゃんは少し自信がない子ですけどいざという時の動きには目を見張る時がありますね。それで私も何度も助けられています。潮ちゃんは綾波型では珍しいタイプの子ですけど私も潮ちゃんの事が大好きです」
「そうだな。潮は改二になってから少し自信がついたようなイメージがあるからな」
「はい。だから信頼もしっかりとしていますよ。それではお次は狭霧さんですね。狭霧さんは過去に早く沈んでしまった事もあって少し弱気な感じですけど、とても献身的で頑張り屋さんです。だからいつか大きく羽ばたいてほしいですね」
「そうか」
そう、狭霧さんは過去、開戦後まもなく沈んでしまってあまり接触する機会も少なかった子ですから実装されて嬉しかった記憶を持っています。
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