75鬼武者舞
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鬼が襲い掛かってきて、エフェクトが掛かった低くて大きな声で、風呂場で未来予知した粘菌美汐さんと同じぐらい怖い声だったので、待てと言う方が無理である。
『ゆ〜う〜い〜ち〜〜〜〜』
足音も重く、ズシンズシン言わせながら祐一をマコピー鬼が追う。もし捕まると、首根っこ引っこ抜かれて喰われるか、尻子玉ヌかれてナマのまま踊り食いされるので、ゆうくんは泣きながら丘の中を駆け巡った。
もう家にいる8千万パワーぐらいある、オントンジャワ海台クラスの悪魔超人が来ないと収まらない。
『そこまでだ、お前達〜』
舞@ヒキコモリニートver、喜怒哀楽の楽で、性欲と恐怖の化身、土の精霊も鬼武者で出動した。
現在フルパワーの舞なので、草木の精霊が神社の「祭具殿」に置いてあるデッカイ「オヤシロサマ」の中に、キカイダー01でも隠してあったのを見つけて、外郭を粉砕して出て来たらしい。
美汐とチョロインさんに憑依して、教頭の孫まで汚染して性欲の塊にしてしまった魔物。
土の精霊なのでアイアンゴーレムでリビングメイルを自由に操れる。
母親のタヒ体であるフレッシュゴーレムを、10年以上操って来た熟練者なので、ゴーレムの扱いは純血の妖狐よりも上手かった。
『忌み子、川澄舞…』
舞を忌み子にしてしまったのは妖狐の一族なのだが、仕組まれた子供でチルドレン(複数形)だったので、母親の腹の中で祖父が惨殺される悲鳴を聞かされるわ、妾腹のヤンキー女やチョロインさんより生まれてはいけない子供だったので、倉田家の使用人部屋住まいでもイビられ虐められ、ダブル浅野の「ゆう子」の方みたいに、親戚の家で一ヶ月間同じ物を食わされ続け、きゅうりか何かが一生食べられない体にもなっていた。
本気で逆らうと普通の子など軽〜く撲殺してしまえるので、ファイブスターのシバレースの女の子みたいにならないよう拘束衣で縛られ封印され育った。
そんな罪人本人が闇の王子様と結婚など有り得ないので(遺伝的にも)、剣聖のお祖母様が「フィルモア王妃の証である、私のイヤリングを持つ者こそが正妻」と言い含めてやらないとイケないのだが、もう佐祐理のお祖母様はあの世に旅立っている。
そんなお言葉を賜らなくてもバケモン(栞)より強い舞。
ちなみに佐祐理のお祖母様の形見のネックレスは、栞にロザリオとしてではなく、首輪(チョーカー?)鑑札として取り付けられていたりする。孫悟空みたいに数珠を首に巻いているのかも知れない。
その後も超能力少女だの夜の使い魔を送り出した術者だの、貧しい上に6歳以降は母のタヒ体をフレッシュゴーレムとして操り、死体と言うケガレを置きたくない倉田家からも追い出され、死体に自分を育てさせて操作に失敗するとネグレクトで虐待。
優しいお母さんなど、もうどこにも存在しなかった。
祐一と出会っ
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