暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人) 再構築
7部 中学生編
3章 夏休み
その頃のフェイト
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きっとそうだと思うの、私たちのことを護ってくれてる分もう少しだけ自分のことも大切にしてほしいのに」

「見つかったよ、この3件が綾の名前で購入予定とされている」

「行くの」

「うん、気持ちの整理と綾ちゃんとお話してくる」

「いってらっしゃい」

「ありがとうとフェイトちゃんごめんね」

「うん」

 なのはが去った後にフェイトはもう一人の親友に次元電話をした。

「あれフェイトちゃんからやないか?こんな夜更けに珍しいなぁ」

「ごめんはやてこんな夜更けに」

「ど・どないしたんやフェイトちゃん」

 流石のこだぬきって言われている八神はやても画像に出たら美人の泣き顔だったから驚くなというのが罪だろう。


「ごめんはやて」

「時間はどうでもいいんやけど・・・」

「多分失恋したんだと思う」

「なのはちゃんか?」

「はやて知ってたの?」

「多分気づいてないの当の本人ぐらいや」

「そっか」

「気持ち伝えたん?」

「ううん、伝えてない」

「まだわからんやろ」

 はやてに電話するまでのいきさつを伝えた。

「いまごろなのはちゃん、綾ちゃんの所かいな」

「多分、お互いの気持ちを確認してると思う」

「そうやな」

「これでよかったのかな」

「なのはちゃんもなんだかんだ言って綾ちゃんのこと好きだし、綾ちゃんは言わなくてもな」

「うん」

「恋敵に贈るなんてフェイトちゃんの馬鹿さ加減に乾杯やな」

「そこは友達思い出もよくないかな。でもこれでよかったのかな?」

「身を引く女もいい女の条件かもしれへんな」

「なにそれ」

「もしな、それでも諦め切れなかったらなのはちゃんに告白して綾ちゃんに宣戦布告すればいいだけやん」

「良いのかな?」

「しゃあないで、こればっかりは理性ではなく感情の勝利やからな」

「うん。ありがとうはやて」

「別に構わないで、美人さんの涙も見れたわけやし眼福や」

「もぅはやて」

「明日はお休みした方がいいって」

「で・でも」

「わたしから綾ちゃんに言っておくから」

「知ってたの?」

「あれだけはっきりしとったらなぁ。綾ちゃんやなのはちゃんに顔合わすの嫌やろ」

「明日だけは少しつらいかな」

「やろな」

「夜分遅くごめんはやて」

「いいって、いいって、ほんまお休みや」

「おやすみはやて」

 持つべきものは友人だなぁとフェイト自身そう感じた
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