暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica4冥府の炎王〜Xweria〜
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クを受けた。
「うわ! ダメだよリオ!」
慌ててヴィヴィオがリオの口を両手で塞ぐけどすでに手遅れ。壁にもたれかかったイクスヴェリアが「確かに年齢ではお婆ちゃんですけど、でも・・・」ってブツブツ何か言ってる。アイリだってお婆ちゃん扱いされたらああなるよ、うん。
「イクスヴェリア・・・陛下。アイリ達は今の次元世界の秩序安定を担う時空管理局っていう組織の一員なんだけど。マリアージュがあなたを捜す過程であちこちで悪さしてるの。今すぐ機能停止してくれると助けるんだけど・・・」
「倒すことはそう難しくないけど、その数が結構厄介で・・・」
アイリとスバルがそう伝えると、「ごめんなさい。出来ません」ってまさかの返しが。アイリは「マリアージュの統制権限は?」って尋ねる。イクスヴェリア→軍団長→分隊長の順で権限があるって話だったんだけど・・・あれ?
「今の私にはもう・・・マリアージュを生み出すことも操ることも出来ないんです。前に目覚めた際、機能障害を起こすほどのダメージを受けたことが原因ではあると思うのですが・・・」
「えっと、つまりは今動いてるマリアージュって、その前に目覚めた時に造ったヤツで、その戦いの時の負った怪我で権限の全部を失ったってことで、今の君は無力・・・と」
「ざっくりし過ぎてまた落ち込みそうですが、概ねその通りです。その機能も未だに修復できていない中、マリアージュの軍団長が以前の機能を元に私を再び王として担ぎ、導こうとしたいようで。私を捜している理由はそれでしょう。ですがもう・・・世界は、私やマリアージュが必要になる時代の先を行っていますから、もう終わりにしたいんですけど・・・」
そう言って悲しそうに顔を伏せるイクスヴェリア。望まないのに戦に巻き込まれる悲しさは、マイスターも抱いてるのかな・・・。アイリはスバルと顔を見合わせて、「どうすればいい?」って聞いた。
「軍団長を打ち倒せれば、全てのマリアージュが機能停止します」
「んじゃあ倒そうか、スバル」
「オッケー!」
そうは言うけど、その軍団長がどこに居るのかが判らないんだけどね。それでもやる気満々なアイリ達に「ダメです! 軍団長の強さは尋常ではないですよ!」って水を差してくるイクスヴェリア。
「アイリ達がたとえダメでも、地上にはルシル達が居るから大丈夫!」
「ルシル・・・? 先ほどもその名前が出ていましたがどなたです?」
「ルシルさんは、セインテスト家の直系なんですよ。恐ろしく強いんで、何も問題ないですよ♪」
「そして僕のお父さんです!」
「フォルセティの父親・・・」
スバルの返答を聞いて、目を見開いて驚いたイクスヴェリアがアイリを見てきた。だからマイスター・オーディンはエリーゼと子供を作って、そ
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