暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica4冥府の炎王〜Xweria〜
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は合流を考えよう!」って伝える。
「上の階に上がるための階段まで戻ろ――って、アイリ・・・?」
急いで来た道を戻ろうとしたんだけど、アイリだけはその場に留まった。何をしてるの?って聞く前にアイリの手元に4枚の羽根が舞い降りて、羽根を指の間に挟み込んだ。
「ラオム・ツー・ストッペン!」
そして羽根を天井に向けて投げ放った。すると羽根の突き刺さった個所を結ぶように魔力のラインが走って、その内側を瞬時に凍結した。パキィンって綺麗な音を立てて天井が割れて、キラキラ輝く氷の破片となって通路に舞った。
「力尽くで破壊して連鎖的に崩落するのを心配したんだろうけど、崩落しないように凍結させちゃえば良いんだよ」
「でも融けたらどの道崩落するんじゃ・・・?」
「そうかもね。でもマリアージュによる破壊活動の所為でもうメチャクチャだし、何より遺跡全体が崩れないように結界があるんだから、大丈夫だいじょ〜うぶ〜♪」
そんなやり取りをしながらアイリはす〜っと音も無く上階に上がって、あたしも魔力の道・ウイングロードを発動して上階に上がる。アイリはさっきと同じように瓦礫を凍結粉砕していて、あたしでも通れるほどの路を造ってくれていた。
「足跡から見るとフォルセティ達、一度この部屋に入った後、来た路を戻って行ったみたいだね」
「マリアージュに襲われたから・・・?」
「だろうね。気になるのは、足跡が3人分だということ。靴の大きさや歩幅、足跡からして・・・2人と歳の近い女の子だね」
アイリが床に薄らと残ってる足跡を見てそう言った。あたしも試しに見てみて、「あー、ホントだ」って、アイリの意見に納得した。
「一般人かも知れない。急ごう、スバル!」
「うんっ!」
凍った床の上に伸ばしたウイングロードを疾走して、前を飛ぶアイリを追い駆ける。そして割とすぐに「見つけた!」ってアイリが嬉しそうに大声を出した。体を傾けてアイリの向こう側を見ると、ヴィヴィオとフォルセティ、あと見知らぬ女の子2人が奥に向かって走ってた。
†††Sideスバル⇒アイリ†††
「フォルセティ〜〜〜!」
無事な姿で居てくれたあの子たちを見つけた瞬間、アイリは腰の白翼を羽ばたかせて速度を上げて、フォルセティに抱き付いた。
「アイリお姉ちゃん!」
「スバルさんも!」
「うんっ。ヴィヴィオも無事そうで良かった!」
ヴィヴィオにもし何かあったら八神家の沽券に関わるからね。預かっておきながら何で守ってくれなかったの!?って。包帯が巻かれてたり、絆創膏が張られてたり、完全な無傷じゃないっぽいけど・・・。
「あ、フォルセティが手当てしてくれたから平気だよ♪」
「そっか。・・・そっちの子もフォルセティがやったんだ
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