第一部 --SAO<ソードアート・オンライン>編--
第三章 成長
第18話 カジノ
[2/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
」
流石に、ここまで言われて受け取らないのは失礼だと思い、俺はシリカの両手に持っていた内の片方を受けとった。
「…さて、ならあの真ん中に……」
そして受け取った後、俺達が動こうとしたら…
「あ〜! あんたは!!」
急に俺に向かって指を指して叫ぶ中学生くらいの女の子がいた…そして俺の前に向かって来て
「あんたね〜、あの時はよくもあたしの剣を壊してくれたわね〜」
と言ってきた…のだが..
「……誰だ?」
…マジでこの人の顔に覚えが無かった。
「な! あんたね〜!!」
「シュ、シュウさん!」
俺の言葉に怒る女に聞こえないように、シリカが俺の耳元に近くに来て、小声で言ってきた…
「ほら、この人…第一層のボス攻略会議の前にシュウさんが……その…」
「第一層? ………あ!」
「思い出しました?」
「ああ!!」
そう、この女に俺は会った事があった…
…確かあれはボスの攻略会議の前で、歩きながらシリカと話してたら遅刻しそうになったから、近道を使って急ごうとして、その時にその近道に運悪くこの女が自分の<武器作成スキル>で作った剣をオブジェクト化して見ようとしている所に、急いで走っている俺がそのままぶつかり、剣がポキリと壊れたわけだ。
…その後、悪く思い謝った後に俺の持っているありったけの武器作成に使う素材をあげたのだ(俺は武器作成素材は使わないしな)……その後は遅刻してしまうので、また今度お詫びをしようとしてそのまま再度お詫びを言って、会議に向かったわけだ……結局遅刻したけどな…
シリカの助言で、何とかその事を思い出した俺は女に向かって言った。
「あ、あれは事故だよ事故! それにちゃんと素材は返したろ?」
「あのね〜素材は返してもらっても、あの時の自信作は返ってこないし、それに費やしたお金も返ってこないのよ! あの後すぐにあんたは逃げちゃうし!!」
「あ〜…あの時は…その…急いでて…その後お金も返そうと思ったんだけど、色々とあってな…」
…あの後、ビーターの事とかで頭がいっぱいで忘れていたのだ…本当に悪いことをした。
俺は今更ながら悪いと思いウィンドウを出し、
「なら、お金は今……」
『今から返す』と言おうとしたら、女が首を横に振り
「…良いわよ、別に……子供からお金を取ろうなんて考えてないわよ。ただ、あの時の事を思い出して、ちょっとイラついちゃったから怒鳴っちゃっただけよ」
と、少し冷たい言い方で返された。
「な! 俺は……ムゴォ」
「そ、そんなこと言わないで受け取ってくれませんか? こっちが悪かったワケですし…ええ〜と……」
俺が文句を言おうといたら、シリカに口を押さえられてしまった。その後シリカは女に向けてお願いをいて、その
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ