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転生とらぶる
ペルソナ3
1838話
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ばない」
「ほう。もし可能であれば、その人物をここに呼び寄せて欲しいくらいだ。より詳しく魔法を教えてくれる相手であれば、こちらは歓迎するが?」
「あー……どうだろうな。期待してくれるのはいいが、それはちょっと難しいと思う」

 正確には、ちょっとではなくかなり難しい。
 氷の属性を得意としているのは、言うまでもなくエヴァだ。
 技術班からはエターナルロリータ……略してエタロリと呼ばれたりする事も多い――当然呼んだ奴は氷の矢を飛ばされるが――エヴァだが、当然のように現在はホワイトスターにいる。
 ホワイトスターとの間の行き来が出来ない現状では、エヴァを呼び出すような真似が出来る筈もない。

「む、そうか。……だが、氷の魔法を使うという指針が出来たのは嬉しいな。これで魔法の勉強にもやる気が起きる。……その、アルマー。この魔法書は他人に見せたりはしない方がいいか?」
「そうだな。出来ればお前と、真田くらいにしておいてくれ」
「……だろうな。アルマーに聞いた話によれば、この魔法書を勉強すれば、誰でも初歩的な魔法は習得出来るらしい。そう考えれば、アルマーが心配する事も理解出来る」

 そう、簡単な……それこそ初歩的な魔法であっても、使い方によっては大きな効果を持つ。
 特にこのペルソナ世界では、基本的に魔法の存在は知られていない。
 そうである以上、もし魔法を習得した悪人が何か行動に出ようとしても、止める手段が少ないのだ。
 勿論全くない訳ではない。
 元からそういう魔法があると知っていれば、それを何とかするのは不可能ではないのだ。
 だが、その知っているという点が難しい。
 魔法とかが表に出ていないこの世界で、魔法に対して対策をしろと言われ……それを聞いて、はいそうですかと頷く奴がいるかと言われば、難しいだろう。
 この場合、誰でも習得出来るというのが難点となる。
 そうである以上、桐条と真田のようにタルタロスに挑むような奴だけがネギま世界の魔法を習得出来るようにするのが、一番いいだろう。
 ……もっとも、真田は基本的に勉強はそれ程得意じゃないように見えるから、もし魔法書を見せて勉強させると言っても、やらない可能性があるが。
 それとも、強さを求めているという事は、意外とネギま世界の魔法も習得するか?
 難点は、ネギま世界の魔法はこのペルソナ世界の魔法と違って、発動体がなければ発動しないといったとろだ。
 真田の武器は基本的に拳である以上、初心者用の杖を持って戦闘を行うのはかなり難しい筈。
 一応指輪型の魔法発動体とかもあるにはあるんだが、希少価値を考えればそう簡単に人にやれるような代物じゃないし。
 もっとも、そう考えるのであれば桐条も似たような感じだが。
 レイピアを武器としている桐条だ。同時に杖も……とい
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