ペルソナ3
1838話
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と思うが。……どうする?」
「いいだろう、ラテン語だろうと何だろうと、覚えてみせる」
俺の言葉のどこが勘に触ったのか、桐条はそう断言した。
いやまぁ、ネギま世界の魔法を使えるようになるというのは、決して悪い事ではない。
特にシャドウを相手にするのであれば、攻撃手段は多ければ多い程いい。
真田と2人でタルタロスに挑戦するのであれば、余計にそうだろう。
「そうか。じゃあ、これを読んでくれ。後はこっちの初心者用の杖を使って魔法を練習すればいい」
その言葉に、桐条は大人しく魔法書と杖を受け取る。
一応魔法書や杖もある程度の予備はある。
特に杖は初心者用という事で、かなりの安物だ。
量産性が高い……と表現してもいいだろう。
それだけに、魔法書はともかく杖は壊されても特に問題はない。
……まぁ、普通に使っている限り、そう簡単に杖が壊れるといった事はないんだが。
ネギのように、通常の魔法使いよりも高い魔力を持っている魔法使いが、大量の魔力を杖に流す……といった真似をすれば、杖も魔力に耐えられずに壊れるが。
普通に考えれば、そんな真似がされるといった事はない。
実際、桐条もそこまで魔力が高いようには思えないし。
「ふむ、では早速読ませて貰おう」
そう言うと、桐条は部屋の中にあった机と椅子を持ってきて、そこに座る。
こういう場所に置いてある椅子とか机って、どんな使い方をされているのか分からないんだが……まぁ、桐条はこの学校に通っている生徒だ。
その桐条が問題ないと判断したのであれば、特に問題はないのだろう。
「……なるほど。魔法とは精霊という存在が必要になるのか」
どうやら英語で書かれた場所は普通に読み進めるらしい。
うん、この辺りはさすが桐条といったところか。
勿論、本人はそう言われても特に面白くなさそうではあるが。
「アルマー、お前の魔法はこの魔法書に書かれている魔法と同じ種類の魔法なのか?」
「そうだな。基本的には同じと思ってもいい」
もっとも、俺の場合は俺自身が混沌精霊という精霊になっている影響もあり、呪文の詠唱もないまま魔法を使えたりするんだが。
その辺りは、今は言う必要もないだろう。
「なるほど。そうなると、影の魔法を使えるようになれば、あの転移魔法も……」
「いや、転移魔法は他の属性でもあるぞ。少なくても、俺は水の転移魔法を見たことがあるし」
もっとも、フェイトの転移魔法だが。
そう言えば、他の連中が転移魔法を使っているのは、見た事がないな。
……火の転移魔法とかだと、火に身体を沈めていくのだろうか。
それはそれで、ちょっと面白そうな気がしないでもない。
火の輪くぐりの如く。
「まぁ、あれだけ便
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