暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人) 再構築
7部 中学生編
3章 夏休み
綾、なのは、フェイト
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 夏休みが始まってすぐに俺は翠屋に来ていた。
女になって良かったことは、甘いものを食べに行くときでも一人で行けること。
昔は男一人だとね・・・
今はスイーツ男子とか言うのがあるからそこまでじゃないのかもしれない
恋人同士なら有りだけど、なかなかね。
一応翠屋は喫茶店だけど女性のお客様が多い。
この町には女性しかいないかと言うぐらい女性客が多い
そう言えばとらハでも男性のお客って見たことないかも

 俺はいつも座っている奥の席で、コーヒーとシューを食べて満喫していたら前の席に二人座った。

「綾どういうこと」

 金髪のもうすっかり女性らしいプロモーションの女性フェイトがいきなりそう言ってきたけれど俺はシューを堪能して取りあえずスルー

「もぅフェイトちゃん。それじゃぁわからないって」

栗色の髪で愛嬌のある女の子。この店の愛娘なのは

「はぁ〜くだらないようだったら、アンセムでフェイトの身体を沢山貫いてあげる。嫌ならかわすこと」

「綾あれって自動命中だよね。かわせないよね、対象物を当てるしか」

「私の至福の時間を邪魔するのはなんで?万死に値するよ」

「去年私達とあっちに来るって言ってたのにどんなどんな心変わり?」

「魔法で私より強い人いないしね。こっちだったら沢山いるしね。魔力ランクもそうだよね。フェイトは別として、なのはやはやてこっちの世界の住人でしょ。ほらこっちの方が魔力ランクが高い人まだいるかもしれないし」

 俺は桃子さんのシューを一つ口にいれた。甘ったるくなく、それでいてしっかりと甘味のある。甘美の芸術だね

「俺の本心知りたかったら・・・・いいじゃん。話変わるけど、私数日こっちにいないから」

「綾、ミッドの方に行くの」

「私基本嘱託だけど仕事いれてないしね」

「えっと、綾ちゃん・・・風都?」

 自分の気持ちを知ってからか、最近はすこしなのはと距離をおくようにしていた。

「ん」

「そっか・・・」

「おかしいよ、綾もなのはも修学旅行から」

「私は・・・」

「フェイトの気のせいじゃない」

 俺は食べ終わり席をはずした。

「桃子さんごちそうさま」

「いつもありがとう。綾ちゃんなにか悩んでいるなら話だけでも聞くわよ」

「そんなにわかります。ん〜その時が来たら、言わないといけないと思います。それまで待ってください」

「うん。じゃあね」

「はい」

 俺はそのまま翠屋を出て家路に帰った。

「綾ちゃん私のこと嫌いなのかな」

「そんなわけないよなのは。それだけは言える」

 フェイトにとって綾は越えられない壁でもあり、なのはにたいするライバルだとも思っている。
親友に順位は必要ないかも
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