第百十七話 漆黒の陰謀
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を従える私は、イリヤスフィール風のコスプレが良いね、そうしよう。
さてさて、行くために、オフレッサーとケスラーとヴィッツレーベン達との話し合いを行わないと何だよね、もう少しで来てくれるから、楽しみだね。
「殿下、オフレッサー大将閣下とケスラー少将閣下がお見えになりました」
「ヴァーリア、御苦労様。此方にお通しして」
「判りました」
「テレーゼ様、お久しぶりにございます」
「皇女殿下におかれましてはご機嫌麗しく」
全く、ケスラーは相変わらず身内以外が居ると受け答えが堅いな。
「オフレッサー、ケスラー、呼びたてしてすまぬ」
「とんでもございません、テレーゼ様の為なら100万の装甲擲弾兵が馳せ参じますぞ」
「殿下のお呼び立てでございますれば」
「して、殿下の御用とは如何様な事でございますか?」
「今度はリッテンハイム侯爵邸にでも突撃すれば宜しいのですかな」
真面目に聞くケスラーと冗談交じりに話すオフレッサーの対比が凄いね。
「今回の用事は、2人ともヘルクスハイマー伯爵とシャフハウゼン子爵の決闘って知ってる?」
「存じておりますが」
「知ってますぞ、ヘルクスハイマーが鉱山を横取りしようとしているとか」
「そうそう。それなんだけど、リッテンハイム侯爵とヘルクスハイマー伯爵がシャフハウゼン子爵の決闘代理人を誰もさせないように圧力をかけているのよ」
「なるほど、テレーゼ様はシャフハウゼン子爵の代理人として小官を指名なさるのですな。お任せ下さいこのオフレッサー決闘請負人なんぞに負けませんぞ」
オフレッサー勘違いだよ、けど非常に強力な事は確かだね。
「オフレッサー閣下、決闘人は既に決まっています」
「おう、ケスラー少将、それは本当か?」
「はい、ラインハルト・フォン・シェーンヴァルト大尉が決闘をするそうだ」
「シェーンヴァルト?」
「オフレッサー、グリューネワルト伯爵夫人の弟よ」
オフレッサーは、そう言われても、判らないと言う顔だよ。
「なるほど、では、我々は何を?やはりヘルクスハイマーにカチコミですか?」
「そうすれば、面白いけどね」
「殿下」
「ケスラー冗談よ」
「小官は至って真面目なんだが」
「オフレッサー閣下」
「ガハハハ、冗談だ」
「それで、コッソリ、ルッツに頼んで、シェーンヴァルトに射撃を教えさせたのよ」
「なるほど、相手はプロの決闘請負人ですから」
「そう言う事、それでその成果を見に行きたくて、オフレッサーとケスラーに頼みたいのよ」
話したら、オフレッサーは豪快に応諾してくれたけど、ケスラーは慌てて止めてきたよ。
「ハハハ、テレーゼ様、肝が据わっていますな、判りました装甲擲弾兵全力を持ってお守りしますぞ」
「殿下、お止め下さい。
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