第百十七話 漆黒の陰謀
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に忍んで観覧に来ると!」
「御意、ワイツよりの連絡にございます」
「ほう、あ奴か、リヒテンラーデも馬鹿な奴よ、信頼している秘書官に騙されているとも知らずに」
「僅か3代前に帝国騎士に成った寒門出身の上に、リヒテンラーデに仕えながら、未だに爵位も貰えるぬと愚痴を言っておりましたから」
「事が成就した後での子爵位授与で簡単に靡きました」
「そうよ。世の中金が全てよ、フェザーンの拝金主義者共と蔑む前に奴等の金儲けを真似すれば良いモノを、それが出来ない馬鹿が多すぎるわ」
「大体、父上も父上じゃ、平民共や将兵の人気取りを行い帝国に亀裂を作るつもりか」
「陛下なりのお考えもあるのでしょう」
「大体、サイオキシン麻薬でブラウンシュバイクやリッテンハイムの力を削ぐ機会をみすみす逃すとは」
「証拠が挙がらなかった模様でございます」
「証拠!証拠など幾らでも作れば良いではないか!」
「司法省が問題視するのでは?」
「父上の言葉で幾らでもできるわ!」
「小物ばかり捉えて、カストロプの様な公金横領者がまかり通るのじゃからな!
あの様な男は、余が帝位に就いたなら一族即刻死罪じゃ!」
「そうでございます殿下」
「それで、計画はどうするのじゃ、クロプシュトック」
殿下と呼ばれた男が、クロプシュトックと呼ばれた男に質問を投げかける。
「はっ、計画の修正を致します。当初の計画ですと・・・・・」
クロプシュットックが計画を説明していく。その説明を聞き終えた殿下と呼ばれた男は。
「ハハハハ。素晴らしい作戦だ、一石三鳥かそれ以上じゃ。クロプシュトックよ、来月には卿は帝国宰相で公爵じゃ。卿の息子は宇宙艦隊司令長官だ」
「殿下、ありがたき幸せ」
殿下とクロプシュトックの笑い声が長々と続いたのである。
帝国暦483年7月26日
■オーディン ノイエ・サンスーシ ローエングラム伯爵邸 テレーゼ・フォン・ゴールデンバウム
本日、父様から、決闘見学に行って良いとお許しが出ました。私が提案したように変装して私だと判らないように行く事、オフレッサーに護衛させる事、侍従武官を連れて行く事、シークレットサービスを連れて行くなど、条件付けが決定しました。
楽しみですね、黒マントじゃなく、ゴットラン?だっけが出てくるはずですから、良い勝負になるはずです。座る場所は無論コッソリ姐さんの横に座って驚かせますよ、姉上の様にガラスの観覧席じゃ味わえない醍醐味を満喫するつもりですよ。相撲で言う砂被り席だね。
ついでにヴィッツレーベンにお小遣いを預けてラインハルトに賭けさせようかな、ルッツを送ったんだからそれぐらい遊んでも良いよね。取りあえず、オフレッサーはFateのバーサーカーみたいだから、一緒にバーサーカー
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