episode4ラ・ピュセル 紅蓮の魔女
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ター達から離れていった。キャスターはバーサーカーの方へ振り向く
「簡単な話よ。エクル・アルトマイルを使ってセイバーを呼び出す。それだけ」
そう答えた。縁があるのかどこか別の聖杯戦争で会ったのか。キャスターがセイバーに抱く思いは知らない。セイバーを直で見てないから分からないが三騎士が味方……味方とは違うが敵対する必要がなくなる。有利にはなるだろう。
「戻りますよ、バーサーカー」
そう言われたバーサーカーは返事もしなかったがキャスターはバーサーカーも一緒に転移をして消えていった。
「アサシンはいるか」
ここにいます。そう言いながら霊体化をといて現れる。少し広めの部屋に机と椅子がある。座っていたイスの向きをアサシンの方へ向きアサシンのマスターは話し出す。
「ここに用意したやつらを始末して持ってきてもう」
マスターが差し出した紙を受け取るアサシンは1つ1つ見ていく。死刑囚や脱獄囚などの犯罪者が多い。こんなことをもう何日も続けている。
ついには犯罪者だけではなく、リストには一般人ものっていた
「……罪を犯した人を殺すのならば構いません。生前の仕事が仕事ですから。ただ一般人を……」
言い切る前にマスターは行ってこいと言って椅子を回転させ机の方へと向いてしまう。
思わずアサシンはマスター!話を聞いてください!と叫んだ。
マスターはゆっくりこちらを向きながら話した。
「さっさと行ってこい。お前は私にしたがってればいい。お前が聖杯を望むならな」
手の甲をこちらに見せながら冷たい目でそう言い放った。アサシンは仕方なくその場所から失礼しましたと言って出ていった。令呪を残したまま死ぬのはもったいないが無駄に使うのも意味は無い。自分が従えばそれで解決する。
「……出来るだけ早く済ませたい」
殺しはなれてもその後の罪悪感はいつまでたってもなれない。それでもマスターには従おう。生前も苦悩した。呼ばれた後も苦悩はする。僕は言われたことをやるそれだけ。そう…それだけなんだ。
アサシンは霊体化してターゲットを「処刑」していく
数時間がたち最後のターゲット。もうすでに今までのはマスターへと送り出した。どこからか現れた謎の人物が毎回マスターの元へと運ぶのだ
対象の相手の寝ている間に首を切ろうと思った。この時に向こうを向いてた女性がこちらへ寝返りを打つ
「っ……」
驚いて思わず殺そうとした手を止める。似ている女性を知っていた。処刑人といえど人なのだ。人を愛しはする。彼女は敬愛していた王妃に似ている。切ったらきっともう戻れない。それでもアサシンは手を再び動かす。壊れてしまえばもう僕ではなくなるのならば今更誰をやったところで関係ないだろう。僕ではなく壊れた僕がやったのだ。だんだ
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