修羅場
[2/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
「そうだ!あの時の後始末は大変だったんだぞ!いったい何を考えてるのだ貴様は!」
「しょ、しょうがないじゃない!中身がカエルだって知らなかったんだから!」
「だからって森山に物を投げつける事はないだろ」
「あの女を庇う気ですのシェロ!?」
「そういう話をしてるんじゃ」
わー、混沌がさらに深まったよ。人の業は深いねー
「えっと、喧嘩はよくないと思いますよ」
「部外者は黙ってなさい!」
「あぅ」
「なのは大丈夫か?」
「はい、でも止めないと」
「イリヤ!どうにかしなさい!」
「なんで私に言うの!?」
「どうも話を聞いてるとこれってお兄ちゃんを巡ってのイザコザっぽいわ!という事は...
これは貴女を中心とした3つのコミュニティ間の抗争という事よ!」
「直接関わってないのになんで中心にーッ!?というか家族ならソウだって」
「アリシア、もうここは戦場だからあっちに行ってようか」
「って逃げようとしてる!?」
いやだって俺がなんとかできる事じゃないもん
こんな時ほどやり直したいなんて思った事はなかった
「だいたい元はと言えばあの子がわざとらしく衛宮君にちょっかいをかけるから」
「姉ちゃんの悪口を言うなー!」
姉思いだこと、でもそんな喧嘩腰だとまだまだトラブルは続くぞ
「衛宮君に?...なぁ、もしかしてナナミさんの好きな人ってまさかイリヤの兄貴か?」
あ、おい馬鹿今そこでそれを言ったら那奈亀が
「お義姉さまーお義兄さまー!」
「イヤアァー!私を抗争に巻き込まないでー!」
「くっつくな!那奈亀!聞いてるのか!」
「な、卑劣な!妹を使ってまずイリヤの方を落としにかかる戦略ですわね!しかし無駄な事!イリヤスフィールと総刃とは既に私と義姉妹弟(ぎきょうだい)の契りを交わしています!」
「「交わしてないよ!?」」
「わっ、私は別に衛宮君とか関係ないけどイリヤとは主従契約を結んだことがある仲なんだから!」
「また余計な誤解を招きそうな単語をチョイスしてーッ!?」
つ、ツンデレ!というかそれの何処に強い関連性があるんだ!?
「あたしなんかイリヤの恥ずかしい所にホクロがあるの知ってるもんねー!」
「なんで知ってるの!?」
「えぇい先程から聞いていればなんと破廉恥な!やはり衛宮は女なんぞに渡せん!男だけの柳洞寺で面倒をみよう!」
「それはそれでなんか別の不安が!?」
「アイスキャンディーいかがっすか!」
「まだいたの!?」
もうどっかに行けよ、バゼットは完全に関係ないだろ!
「さぁどうするんですの!?」
「へぅ!?」
「いったいイリヤは誰の味方なん
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ