修羅場
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ガガガと工事のような音が海の家で鳴り響く
何事かとみんなで飛び出すと
「工事?こんなビーチのすぐそばで」
「あら?イリヤ達じゃない」
「え、あ」
「あれは...遠坂にルヴィアじゃないか」
「こんな所で何を?」
「アイスキャン...む?」
「なぁ!?」
なのは達魔導師、凛さん達魔術師
バゼット執行者、一般人の士郎さん達
なんだこの混沌な組み合わせは
「奇遇ですねこのような場所で」
「バゼット!」
「なんですのその格好はというかシェロ!」
さっき会って押し売りに遭いました
「なんだなんだ?」
「知り合いか?」
うわぁ!面倒な事になってきた!
「ほんと突然現れるヤツね!どうする?こっちはまだ準備が...いや総刃がいるからなんとか」
「落ち着きなさい、ここで事を始めるほど愚かではないでしょう。こんな大衆の面前で...というかシェロの面前で...というかシェロ!」
「シェロシェロうっさいわね!」
「お前達はここで何をしているのだ?海水浴というわけでもなさそうだが...まさかとは思うがその怪しげな工事に関係しているのか?」
「オホホホホほんなまさか」
「ふむ...では施工主がエーデルフェルトになってるのは何故だろうな」
的確に急所をつく一成さん。真面目だからこそ落ち着いて状況判断ができるんだな
「これ10枚目のカードの元へトンネルを掘る工事、カードが地中深くにあるからそこまで掘り進んでから鏡面界にジャンプするみたい」
「ははーなるほど?」
「おーいたいたイリヤズ」
「なんの工事なんこれ」
「うぉぉでっけー働く車だな!」
面倒事が起きる前にさっさとみんなを退散させるか。アリシアにもしもの事があったら俺死ぬし
「工事中だしあっちにいってよう?」
「あっ!金髪ドリルと年増ツインテール!」
「えっ?」
「な なんですの?」
「なんだ知り合いか?」
「あいつらは...あいつらは!あたしの姉ちゃん森山奈菜巳の恋路をぶっ壊した悪魔だ!」
なん..だと!?いや士郎さんを手に入れる為なら邪魔な女を排除しそうなこの二人ならありえるか?
「人違いでしょう。私達が他人の恋路を邪魔するわけ」
「いや待って、森山...森山...なんか引っかかるものが..あっ!もしかしてあの時の」
「その時だー!」
どの時だよ!あれやこれでわかるか!
「聞いた事がある!ある女生徒が解剖用のカエルが入った袋を投げつけ大惨事になったとか」
「有名な事件だったのか!?」
「あれ以来姉ちゃんはカエル恐怖症になっちゃったんだ!名前に巳をもつ者がなんたる悲劇!」
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