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とある鎮守府の幻想殺し
厨房地獄再来!
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side上条


「ふぅ…。」

俺は四人を部屋に案内して司令室に戻ってきていた。


「にしても…」

まさか、あんな綺麗な人達が来るとはなぁ…。

金剛とかも綺麗だったけど、赤城s..赤城姉達は段違いだったよな…。

まあいいか、そんなことより今は大事なことがある。

それは!


「さっきの話で料理ができる艦娘がどれだけ来てくれるか、だな」

そう、それが一番の問題なのだ…。

もし、一人も来なかった場合、俺は死ぬことになるだろう。

戦艦一人でも大変だったのに、空母が2隻…いや3隻か?

そんな数の艦娘の料理を一人で料理できるわけがないのだ。


「頼むから来てくれよ…。」

すると…。


【コンッコンッ】


『提督、入っても宜しいですか?』

扉の奥から声が聞こえてきた。


「あ、あぁ…いいぞ、入ってくれ」


「…失礼します…。」

そう言って、数人の艦娘が入ってきた。

数人の代表なのか、千歳さんが口を開く。


「先程言われました通り、料理が得意な艦娘を連れてきました…。」


「あぁ、ありがとう…」

そう言って、俺は入ってきた娘達を見る…。

千歳、榛名、翔鶴、綾波、睦月、電…。

最初の三人は分かるけど…。流石に小学生に手伝わせるわけにはいかないよな…。


「えっと…?綾波達はどうしているんだ?」


「千歳さん達から提督が料理が得意な艦娘を探していると聞いたのでお手伝いしようかと思いまして…。」

なるほどな…。親を手伝う子供みたいなものか。


「気持ちは嬉しいけど、綾波達だとちょっと危ないな…」

すると、睦月がムスッとして食って掛かってきた。


「提督!私達を子供扱いしないでほしいんだけど!
私だってちゃんとお料理出来るんだから!」

プンスカ怒る睦月に俺は苦笑しながら頭を撫でてやる。


「別に子供扱いしてる訳じゃねえよ…。ただ、今回は危ないかもしれないから綾波達はまた今度お願いするかもってことを言いたかっただけなんだ…。俺はお前達に怪我をしてほしいわけじゃないからな…。三人とも可愛いんだから傷でも出来たら大変だ…」


『えっ!…』

一瞬で顔を真っ赤に染める三人。

なんだ?俺、もしかして怒らせちまったのか?


「そ、そういうことなら仕方ないですね…。」


「つ、次は絶対睦月も呼んでよ!」


「い、電もお手伝いするのです!」


「分かった分かった…また今度な…」

そう言ってやると、三人は自室へと戻っていった。


「はぁ、ってどうかしたのか?」

みると、三人がすごい顔で俺を見ていた。
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