新たなる艦とドストライク!
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side上条
オッス!上条さんだ。
先程ようやく龍田のお仕置き《という名の処刑》から逃れて司令室で伸びている。
龍田には、『今度買い物に連れて行ってやる』という約束でなんとか事なきを得た。
「あー...不幸だ...それにしても」
俺は手元の資料を見ながら呟く。
「本当に少ないよな...」
今の所着任している艦娘は六隻...。
これじゃあ、対抗演習も出来ない。
「いや、対抗演習もそうなんだけど、なにより賑わいが無いよな...」
そう、今この鎮守府には活気が無い。
一見すると、きれいなだけの廃家に見えなくもないほどには...だ。
「よし!建造するか!」
俺は意気込んで司令室を後にして、工廠へと向かって言った。
工廠にたどり着いた俺は意気揚々と中へと入っていった。
「あ、提督いらっしゃいませ。今日はどういったご用件で?」
中に入ると交渉の担当艦である明石が出迎えてくれた。
「あぁ、今回も建造だな。ところで明石、ここの建造部屋って幾つあるんだ?今回は複数作りたいんだけど...」
「部屋ですか?えっと...前任の提督が全部開放していた気がするので、確か四つだったかと」
四つ...全部開放して四つか、まあ一隻一隻作るよりはいいか?
「分かった。それじゃあその四つ全部使って建造したいんだ」
「はーい、分かりました。それじゃあこの紙四枚に資材を投入する数とバーナーを使うかを記入してくださいね」
そう言って証は四枚の紙を渡してくる。
俺はその紙に適当に資材の数を書き込んでいく。
おっと、忘れないようにバーナーのとこにもチェックを入れとかないとな。
「ほらよ、これでいいんだろ?」
俺は記入した紙を明石に渡す。
「はい、これで大丈夫です!今回は高速建造ですね。それじゃあ、早速取り掛かりますので出来上がるまで十分ほど待っててください
ほら、行くよ!妖精さん達!」
すると、どこからか現れた小人達がゾロゾロと明石について工廠の奥へと入っていった。
それにしても十分か...。
金剛の時は十六日も待たされたからな、まさかこんなに早くなるとは思わなかった。
でも十分何するか...。
俺が考え込んでいると、そこに。
「およ?提督?どうしたの?こんな所で」
不意に声をかけられ振り返るとそこには睦月がいた。
「睦月じゃないか、いや、今新たに建造してるんだけどな?その間の待ち時間をどうするか考えてたんだ。睦月は何しに来たんだ?」
「私は艤装の整備に来たの。いつでも叩け
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