第三章
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ね。あの雑誌の影響でしたね」
「全く。雑誌といってもね」
「常に真実を書くとは限らないですね」
「僕達の論文だって間違えていることがあるんだ」
「時として意図的にそうしている場合がありますね」
そうした悪質な学者や医師もいる。世の中色々な人間がいるのだ。
「残念ですが」
「そう。そしてこの雑誌はね」
「発行者自体が前科がありますからね」
「うん。色々な弾圧や虐殺事件を取材してきたけれど」
その取材の内容の問題点が常に指摘されている人物なのだ。
「何の検証していないかそれとも」
「はい、意図的に書いたかですね」
「どっちにしてもジャーナリストの資格がない人物なんだよ」
それがその発行者だというのだ。
「その彼の出す雑誌だからね」
「他の発行人、編集委員の顔触れもですね」
「そうした人間ばかりだからね」
つまりだ。頭の髪の先から足の爪までだ。全く信用できない雑誌だというのだ。
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