ダン梨・M
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しないよ」
「しゃーねーじゃん、破裂させられるものは。ん〜便利便利♪」
「便利なのは分かるけどさ、最近その鞭使って手身近な物を取るのやめない?いつか手元が狂って僕にキツイの一発来そうで怖いんだけど」
「心配するな、死にはしない。ただ死ぬほど痛くて腫れるだけだ」
「それが嫌なんだってばッ!!」
俺のレベルが2になったら十中八九「目潰」とかになると思う。
= =
さて、どうでもいい話だが、俺はどうやら女神フレイヤの食指が働く魂の持ち主ではなかったらしい。それが証拠にベルがバベルの頂上から視線を感じた際、俺は別段何も感じなかった。俺が鈍すぎて気付かなかった可能性も存在するが、それはそれで面白いかもしれないのでいいかと思う。
神が俺を眼中にないというなら、俺も神など眼中にないのだ。
時に、俺のステイタスについて説明しておこう。俺のステはタンクやアタッカーに欲しい力と耐久が伸びにくく、器用と敏捷が上がりやすいという非常に分かりやすい後衛タイプとなっている。当然、具体的に聞いてはいないがリアリスフレーゼとかいう主人公補正全開なスキルのあるベルには総合的に負けている。
「く、悔しくなんてないんだからねっ!!」
「バミューダの凄い所は本気で悔しくもなんともない面しながらそういうセリフ吐けるところだよね。ていうかバミューダのステさぁ、器用値伸びすぎてない?なんか既にEとか行ってるんだけどステ伸び部分的におかしいよね?」
「え、そーか?ベル以外に比較対象いねーからわっかんねぇな。エイナさんにでも聞いてみるか?我らが主神様はこのまま俺らのスキルの伸びにしらを切り続ける腹積もりらしいし」
「あーね。あれで隠しきれてると思ってるんだから神様も可愛いよねー」
「ねー」
人を疑う事を覚えてしまったベルはヘスティアがステイタスの事で隠し事している事にバッチリ気付いているが、バレバレなのに隠しちゃって可愛いなぁウフフ的なノリで放置している。なんやかんやでベルもヘスティアが意味もなく隠し事をしないとは信じている模様だ。
「今後の計画とかあるの?」
「んー、二人行動で結構隙潰せてるし、明日はもう一層攻めてもいいんじゃないかなぁって思ってる。エイナさんには怒られるかもだけど」
「ならせめて事前情報は仕入れていくか。荷物は……ま、虎の子のポーションを念のために持って行っとくか」
「えー、勿体なくない?高いでしょ、ポーション?」
「こういうのはケチらず使う。ラストエリクサー症候群ナメちゃいかんよ?」
「何それ?」
「勿体ない勿体ないって大事にし過ぎて結局使わないだけっていう無駄を端的に表した症状だね」
「何だ、ジレンマか。バミューダって訳の分からない造語作るの好きだよねぇ……特に去年おじ
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