侍娘-クリスティナ-part2/学院衝撃!侍娘はお姫様だった!
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あの時、あの邪悪な空間の影響によって、俺とゼロは本来よりもパワーが落ちてしまっていました。ですが…」
レコンキスタの侵攻を受けたタルブ村にて、なりゆきなところもあったが、まだテクターギアが取れていなかった頃のゼロと共に、彼とも共闘した。ダークフィールドを展開され、敵も自分たちよりも数が多かったこともあって苦戦を強いられたが、ルイズたちも頑張ってくれていたこともあって最後に勝利することができた。
光の国でも聞いたこともないウルトラマン…ネクサス。そして自分たちとよく似た黒い巨人、ファウスト。レオも気にならないはずがなかった。
だが、レオがネクサスを気にしていたのはそれだけではなかった。
「あの邪悪な空間の中、彼だけはパワーダウンしているようには見えませんでした。それどころか、逆に力が上がっているように見えたのです。彼も苦戦していたので、気のせいかとも思いましたが…」
「………」
レオはあまり嘘を言うタイプではない。大事なことならなおさらだ。セブンは今のレオからの報告に、腕を組んで考え込む。
「さらに、この星へ帰還する途中、我々の力と似た気配も二つ感じました。何かあの星でかつてないほどのことが起こる…嫌な予感がしてならないのです」
さらに続けて、新たに気になったことを告げたレオ。内心では、ゼロ(正確にはサイト)の傍にいる、あの地球人の少女ハルナについても、彼は警戒心を持っていた。ちなみにその二つの光の正体が、別次元のウルトラ戦士であるダイナとコスモスだったこと、そのハルナの正体がファウストだったが、彼女を操っていた黒幕が敗れたことで事なきを得ていたのを、まだ知る由もなかった。とはいえ、正体がわからない以上、警戒するには十分な理由だった。現にこの時にも、まだ闇の巨人たち以外にも…あの星を蝕もうとする邪悪な影がうごめいていたのだから。
「…わかった。すぐにブレスレットの開発を急ごう。万が一ゼロに何かあっては…。レオ、今ゾフィーたちがギガバトルナイザーの調査任務に向かっている。今のところ何も進展がない状態だが…回収した奴が何者なのか、それだけでも知っておきたい。彼らと合流して任務に助力してほしい」
「了解しました。では」
レオはセブンからの頼みを聞き入れ、すぐに宇宙警備隊本部から飛び立った。レオを見送った後、セブンはレオから受け取ったエメラル鉱石を見つめる。
思えば、ゼロに対して父親らしいことを直接してあげたことがなかった。
6000年前、かつて地球人の恋人ができるよりもずっと昔…自分にはブルー族出身の妻がいた。しかし同年、光の国へ復讐のために戻ってきた、あの『ウルトラマンベリアル』によって妻は死んだ。生まれたばかりの息子も、その時一緒に死んだとばかり思っていた。そのためゼロを知ったのも、息子としてではなく、戦災孤児として。親もおらずがむしゃ
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