侍娘-クリスティナ-part2/学院衝撃!侍娘はお姫様だった!
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いすぎます。しかも使うことが可能な人間も限定されていました」
「そうか…」
「侵略者や怪獣に備え、エスメラルダの大気圏外でパトロールを行うべきでしょうか?あいつを甘やかしたいわけではありませんが、ゼロたちの負担も減るでしょう」
話を聞き、地球と同様に観察しつつ、エスメラルダの知的生命体たちが自らの力のみで撃退できるまで、自分たちも陰ながら力を貸すべきではないだろうか。そう思ったが、セブンから首を横に振られた。
「…いいや、それではかえって侵略者たちにあの惑星をより広範囲に知れ渡らせてしまう。まだエスメラルダのことを知らない星人たちもいるはずだ。その中で悪しき者がいたら、格好の的にされてしまう。万が一の時が来るその時までは、ゼロたちに任せよう」
「なるほど…」
確かに、自分たち宇宙警備隊は侵略を目論む異星人や、知性を持った邪悪な怪獣たちに警戒されている。故に、エスメラルダ人たちを利用した狡猾な罠を張ってあの星を混乱に陥れようとする可能性も否定できなかった。
「しかし、度々ゼロの面倒の大半をお前に押し付けることになって済まないな」
「いえ、これしきのこと。あなたから受けた恩は返しきれないものです」
かつてセブンが変身不能に追い込まれた時、彼に代わってレオがセブンからの手ほどきを受けながら、地球を守っていた。その縁もあって二人は固い信頼と絆で結ばれている。
「それに、ゼロに何かを…という点については、今度はあなたの番でもある。そのために、俺にこれを探させていたのでしょう?」
「ああ…」
セブンは、レオが差し出したエメラルドに光る鉱石を受け取った。この鉱石は、レオがハルケギニア内にある、とある鉱山から回収したものだった。
「予想以上に高い純度のエネルギーを秘めた鉱石だな。この鉱石さえあれば、ゼロ専用のウルトラブレスレットを作れる。あいつはウルトラの父たちでさえも驚かせる、ずば抜けた可能性を秘めている。その成長に、通常のブレスレットでは耐えきれないかもしれない。そのためにこの『エメラル鉱石』が必要だったんだ」
「ゼロの成長は、俺たちでも目を見張るものがありますからね」
セブンからの頼みで、光の国を追放されていたゼロを引き取ったレオ。荒れていた頃から彼の面倒を見ていたこともあり、彼が引き取った当初と比べてどれほどの可能性を見せてきたのか、傍にいたこともあってすぐに察していた。
ふと、ゼロのことについて触れたことで、レオはあることを思い出した。
「ゼロといえば、少し気になることがありました。あいつの傍にいるウルトラマンについて…」
「ゼロの傍にいるウルトラマン?…ネクサス、という戦士に変身する若者のことか?」
「はい」
セブンからの問いにレオは頷いた。
「以前、ファウストという、我々ウルトラ一族とよく似た闇の戦士と戦った時でした。
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