第四章
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たさかいな」
「わしにですか」
「預けるわ。全部な」
こう江夏に告げた。
「じゃあ後は頼んだで」
「わかりました。わし投げます」
「阪神のエースとしてな」
こう言ってだ。そしてだった。
江夏は村山の右手から差し出されたボールを左手で受け取った。お互いの利き腕で。
村山はユニフォームを脱いだ。しかしそのエースとしての心は江夏が受け継いだ。阪神のエースはこうして連綿として受け継がれているのだ。それは今にも続いている。
世代交代 完
2012・5・5
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