暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人) 再構築
7部 中学生編
2章 ディベート大会
拉致
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 せシエラを乗せた黒い車は、住宅街を抜け人気のない広場を選ぶと車を停めた

『降りるんだ』
 
 男は後部ドアを開けてセシエラを促した。
男がセシエラを捕まえようとすると、セシエラは男のサングラスを叩き落としてから、香水を男の目に当たるように噴射した。
目に刺激物が入りのたうち回っている隙を付いて、逃げ出した。

『逃がすか』
 
 男は立ち上がり、腰から銃を抜いた。
その瞬間銃を撃とうとした男は明後日の方向に飛んでいった。

「銃弾 牙追」

 綾はインビジブルを解きそのまま突進攻撃の牙追を男にお見舞いした。
セシエラは驚いていたが綾の顔を見るなり安心していた。

「おっとここまで、女の子相手に銃を使うなんてダサすぎ」

「きさま、さっきの店にいたやつらかどうやって・・・」

「そんな怪しい黒い車見つけるの簡単だしね」

「まぁいい死にたくなければこれ以上踏み込むな」

 護衛の男は拳銃を見せびらかして威嚇する。

「綾危ない」

 ちょうど屋根からこちらに向かってくるフェイトが見えるけれど、

「大丈夫、セシエラのところに行って」

「了解」

「その銃でどうするの?」

 男は綾に向けて発砲したがそれを半身してかわした。

「当たらないねぇ」

 何発撃っても当たらないでいた。

「俺に当てたいのならリッパーやホッパークラスでいることだな。お前らぐらいなら来る瞬間と当たる場所さえ把握したらかわせるよ」

 ちょうどタクシーと到着に俺のハイキックが男の頭に入り、男の身体が浮かび上がった瞬間ハイキックの遠心を使い肘鉄を叩きつける感じで与えてノックアウト。
俺は2人とも車にあった紐を取りだし盗賊の縛り方をした。
アリサはすぐにセシエラの方に行き無事を確かめていた。

「大丈夫」

「ええ」

「セシエラこの人本当にSPなの」

「それは間違いありません」

 綾は男の胸ポケットからスマホを取り出したがロックがかかっているみたいでなかを見ることができなかった。

「アリサこれからどうするといいと思う」

 一応今回のリーダーはアリサだからね

「そうね、ホテルに帰っても暗殺者が来るかもしれない。仲間だと思っていた護衛の人が襲ってくるんだし、大使館に連絡を取るのが一番だと思うけど」

「アリサちゃん、わたしはその案反対や」

「はやてはなんで?」

「それはやな綾ちゃん。
なんかで傍受して来た人がじつは暗殺者でしたってケースがあるかもしれん」

「はやてには案があるの?」

「もちろんやアリサちゃん」

 なんか面倒くさい。
セシエラも猫を被ってなくて行動すれば楽なのに、
セシエラは俺の方を見て人差し指を唇
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