第2章
戦闘校舎のフェニックス
第18話 修業、はじめました!
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た。
まぁ、ドレイクの部分はぼかしたけどな。
「おまえってさぁ、必要以上に罪悪感を抱え込まないか?」
「そうか?」
いや、もしかしたらそうかもな。
相手が気にしてなくても、勝手に抱くくらいだからな。
「ま、この話はもういいだろ? そろそろ再開するぞ」
「お、おう・・・・・・!」
若干腰が引けているイッセーに、俺はわりと容赦なく木刀を振るった。
―○●○―
今度はさっそく習った魔力を使っての料理を俺とアーシアは部長に言い渡された。
「もちろん、できる範囲で構わないわ。じゃ、頑張ってね」
そう言うと、部長はキッチンから出ていった。
「お湯さん、沸いてください」
アーシアは鍋の水に手をかざして魔力を放出すると、お湯は見事に沸騰した。
やっぱりアーシアは魔力の才能があるなぁ。
いっぽうの俺は朱乃さんの授業じゃ、結局米粒程度の魔力を出すのが精々であった。
それにしても、朱乃さんのおっぱいはなかなかのものだったなぁ。
授業中、体操着を押し上げるあの豊満な胸についつい目がいってしまった。
なんて、朱乃さんのおっぱいを思い出してエロ思考になりながらタマネギを手に取った瞬間、タマネギの皮だけが見事に弾けた。
今度はジャガイモを手に取り、もう一度朱乃さんのおっぱいを思い浮かべると、これまた見事にジャガイモの皮が勝手にシュルリと剥けてしまった。
へぇ、ジャガイモも楽勝じゃん。
俺はふと、朱乃さんと明日夏の言葉を思い出す。
──魔力の源流はイメージ。とにかく頭に浮かんだものを具現化することが大事なのです。
──スケベ。
そうか! これはもしかして、俺は無敵になれるかも!
そう確信した俺は、次々と野菜の皮を同じように剥いていく。
そうだ、俺の考えが実現できれば、俺は無敵になれるかもしれない!
「イッセーさん・・・・・・」
「えっ?」
「・・・・・・これ、どうするんでしょう・・・・・・」
「あ」
調子に乗って皮を剥きすぎたせいでキッチン内に皮が散乱していた。
ヤバッ、どうしよう、これ?
「・・・・・・なんかすごいことになってるな?」
「わ〜、すご〜い」
そこに明日夏と鶇さんが現れた。
「二人ともどうしてここに?」
「今晩の夕飯の準備だ。二人が魔力でできることがなくなったのなら、あとは俺たちが仕上げようってな。にしても、ここまで見事に皮を剥いてくれるとはな。しかも、皮には身がいっさいついてねぇな」
「イッセーさんがやったんですよ! すごいですよ!」
「わ〜、イッセーくんすご〜い!」
アーシアと鶇さんが絶賛する中、明日夏はなぜか微妙な顔をしていた。
「・・・・・・・・・・・・俺
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