暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人) 再構築
7部 中学生編
2章 ディベート大会
アリサ振り回される
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日本庭園等やっぱり珍しく軽やかに回っている姿を見て、立派ながら私たちと同い年なんだなっとアリサは感じた。
庭の中央に位置する大きな岩で左に回ったのだがセシエラがいない
護衛もセシエラを見失ったみたいだった。


「「王女様」」

 護衛はすぐさま出口を探しに行ったが、アリサは王女はまだこの近くにいると理解はしていた。
後ろを向こうとした瞬間に手をつかまわれた。

「アリサ、こっち」

 抵抗すると自分も転ぶと実感していたので、セシエラに引っ張られる感じで外に出た。
ついた先はここの駐車場だがお客様用ではなく業者用。

「アリサ、やっと自由になりましたよね。外に出ましょう」

アリサは額に手を抱え込んで

「護衛まくの手慣れてる?」

「そう、ありがとう」

いやいや王女様誉めてないって、それにこの王女様トラブル系の人
綾の方がと一瞬頭によぎったけれど
一緒になって悪ふさげすると感じやっぱり私でよかったのかなとふと思った。

 道路に出ると通りかかったタクシーに乗り込んだ。
いやいやこれって結構問題になるんじゃないの

「心配しなくても大丈夫よ、私が姿消すのしょっちゅうだから」

 全然安心の論点が違うでしょ

「私まだ15才なんだよ、どこに行くのも護衛がついてきて息がつまっちゃいますわ」

どうしたものかと考えていたら

「ウミナリエキマデ。」

「日本語話せるの?」

「これと自己紹介だけね」

 タクシーが走り出すとセシエラは嬉しそうに

「大成功!すごく嬉しい」

「セシエラ王女、お戯れもここまでにしたらいかがです。
護衛の人も職務を果たしているんですから」

「誰かが言ってたわアリサ、ハプニングは人生の潤滑油って」

「それで、何かあったら、護衛の人に処分があるよね」

 セシエラはすこし下を向いて

「なんでアリサみたいに完璧な人が来たのかな。
私が望んだのは英語がつたないけれど、ちょっと幼いけれど生き生きしている普通の中学生なのに」

 アリサ自身いつもなら爆発はするんだが、一国の王女ってところで今のところは我慢をしていた。

「きれいな住宅街ね、公園とかも気持ちが良さそう」

「私もここを歩くの結構好きかな」

 そんな会話をしていると駅に到着した。
タクシーから降りてセシエラはキョロキョロと物珍しそうに見回していた。

「漢字が沢山、はでな色も多いわ、こういう日本ぽい所に来たかったの」

「もっと有名な場所もありますよ」

「でも観光地じゃなく普通の町にこれる機会はほとんど無いの、どこに行く?」

「聞かれなくても一人でも行く気なんでしょ?」


「そうしたら、また付いて来てくれるんで
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