第六章 Perfect Breaker
希望を繋ぐ
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る。
だが、いくら無力であろうともそれを許容するわけがない。
梨花は両腕を広げ、皆を守るかのように立ちふさがる。
今の彼女はただの少女。
それを防ぐ術はなく――――――
「か・わ・か・み――――」
しかし
「波ァッ!!!」
ズドンッッッ!!!
圧倒的な、冗談の様な高威力の砲撃にギガンテスヘルは全身を焼かれて爆散する。
呆気にとられれる圭一たちの前に、ザッッ!!と現れたのは、上着を羽織ってマントのようにはためかせる女性。
「川神さん!!」
「いいないいなぁ・・・・相手は魑魅魍魎の化け物揃い。そして、護る対象は可憐な美少女。そそるじゃないか!!」
「姉さん、手は出さないでね」
「む」
現れたのは、川神百代や直枝大和たち。
他の風間ファミリーの面々も散っているようで、更にギガンテスは倒されていっている。
「来てくれたんですか!?」
「うーん、ジジイが「なんか悪い奴の気配あるから倒してこい」って言ってな?」
「川神さん家の爺さんすげぇ・・・」
「ゴぁッッ!!」
「姉さん!」
「ぬんっっ!!」
唖然としていると、新たなギガンテスヘルの一撃が見舞われる。
それを正面から受け止めた百代は、背後の圭一たちに叫んだ。
「行くなら早く!!ここは私が楽しむから!!」
「楽しむからって・・・」
「川神さんらしい。行こう!!」
そう言って、新たに先に進もうとする彼ら。
しかし、これっだけ近くでの激化した戦いでは抜け出すのも苦労する。
そんな中。
「おーい!!」
「え・・・あ、たしか君らは――――」
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「さて、いっくぞーーー!!!」
アタッシュケースを、抱える少年たち。
再びその担い手は変わる。
「でもさ、まさかあんなところで会えるなんてね!!」
「何言ってるんだ。「EARTH」が大変そうだと言って駆けだしたのはおまえだろ、勇者!!」
「まあまあ、エクレもそんなに目くじら立てること無いでござるよ」
「おうさ!!だがこっちの世界にはフロニャ力はねぇ。怪我しないように気を付けろよ!!」
シンク、ガウル、ユキカゼ、エクレールの四人がアタッシュケースを、レベッカとミルヒオーレがその後をついて走っていく。
「な、なんでこんなことに・・・・」
「だってさ、あそこからこっちに来るのあの人たち大変そうだったし、これ蒔風さんに届けなきゃいけないから!!」
そうしてギガンテス達の
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