第六章 Perfect Breaker
希望を繋ぐ
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れって?」
「舜さんだ!!」
「よく見えるな・・・俺には見えねェぞ」
目を細めて、ようやく見える程度だが、あれは確かに蒔風だ。
この大通りを、一直線に突き進めば―――――
ドンッッッ!!!!
「ウわっ!?」
「きゃぁああ!!」
「下がって!!危ない下がれェ!!!」
轟音と、倒壊
魅音が腕を広げて急ブレーキし、勢いの止まらない皆を留めた。
右側から、巨大な岩弾と共に、ビルが崩れて大通りを塞いでしまったのだ。
中に人はすでにいなかったようだが、物凄い土煙が晴れた後には、道が潰された大通りだけがあった。
「くそ・・・・ここを登るのか!?」
「まって!!時間がかかりすぎちゃう。あっちから回り込んでいこう!!」
目の前にして、なんということだ。
だが、また活路はある。
崩れたビルの向こうを、右からギガンテスヘルが現れた。ならば、すでにあちらには何もいないはず―――――
「ビンゴ!!」
「こっちから一気に・・・・」
キィャァァアアアアアアアア!!!!
「!?」
「な・・・・んてこった!!」
と、そこに飛来するギガンテスヘブン。
巨大な翼に蜂のような巨大な針を有した怪物が、彼らの目の前に降り立ったのだ。
「こ、こいつ・・・・」
「下がってくださいです!!」
「へ?」
「オ・ヤ・シ・ロ・・・・ビーーーーム!!!!」
ドッッ!!!
いつの間にか巫女服へと変状していた羽入が、その眼前から放つ砲撃によってギガンテスヘブンの胴を打つ。
その攻撃を真っ向から受け、二、三秒程こらえるヘブンだが、ブルブルと震えてから一気に後ろへと吹き飛ばされていった。
その先で大爆発するが、そちらに気を回している場合ではない。
「行ってください!!」
「羽入、ナイスだ!!!」
羽入の援護を受け、そのまま街を駆けていく。
ギガンテスヘブンを、更に二体ほど撃破する。
しかし、そうして50メートルも進まないうちに
「ゴルルルルルルルル・・・・・・」
「なぁ・・・・」
「牛・・・・!?」
ギガンテスヘルが現れた。
「ゴルァッッ!!」
喉を鳴らすような唸り声から、一気に咆哮して駆けてくるヘル。
羽入の砲撃が襲い掛かるが、その巨躯からは想像もつかないような身軽さで左右に飛び退き回避されてしまう。
ヘルと彼等との距離は、70メートル程。
あの巨体が30メートル進むごとに、一発しか打てない砲撃は、二回をもを軽々と回避されてしまい――――
「梨花ッッ!!」
その剛腕が、一団に向かって振るわれ
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