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世界をめぐる、銀白の翼
第六章 Perfect Breaker
希望を繋ぐ
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ことなく冷静に携帯へと語りかけた。


「おい賢久。早く仕留めるんだ」

『リョーカイ』

ドドンッッ!!!

軽快なその声と共に、圧縮された火炎球―――ローゲフィンガーによって、ギガンテスヘルは粉々に吹き飛んでしまう。

同時、広瀬雪子と共に賢久も現れ、彼等と簡単にあいさつを交わした。


「さて、おめぇら早く行きな!!」

「え、でも」

「ここは私たちに任せてもらおう」

「なぁに、年上の言うことは聞くもんだぜ?」

「賢久先輩、オヤジっぽいですよ〜?」

「んな!?俺ァまだ全然若いっての!!」


漫才繰り広げる彼等だが、シンクたちはここからどのように抜け出すかそれにも迷っている。
それを察し、美鈴はクイ、と親指でビルの隙間の路地裏を指した。


「あっちにいるお姉さんたちに付いていくと良い。あとはどうにかなるだろう」

それに従い、彼らの援護を得てシンクたちは駆ける。


すると、その先にいたのは


「待ってたわよ!!」

「やーやー諸君。んじゃ、いこー!」

ハルヒとキョン、そして泉こなたの三人だった。
流石にみんな集まるのは無理だったそうだが、それでも彼等は来てくれた。


「えっと・・・」

「四の五を言わずについてくるの!!団長は私!!間違いはないわ!!」

「おいハルヒ、困らせんな・・・・すまんね。とにかく、俺らについてきてくれ」

「どこにですか?」

「そろそろ落ち合うはずなんだが・・・・・」

ズズン・・・・・・



「!!どうやらここも危険みたいね」

「どする?動く?」

「そうね・・・・まあこの私を見つけるなんて、簡単でしょうから!!」

そりゃあな、お前みたいな「騒がしい」が人間になったような人間だからな、お前は。


そう思っただけで口に出さないキョン。

ともあれ、ここはすでにギガンテス達の比率も高い危険区だ。
待ってるだけではしょうがないとして、彼等も独自に動き出す。


「それが舜の剣?開けてみれば?」

「それが、本人じゃないと開けられないみたいで・・・・」

時空管理局側の掛けたロックはすでに外れている。
あとは、蒔風が触れればこの箱は開く。

なので、そこまで運ばねばならないのだ。


「まったく、面倒ね・・・・今度何か強請ろうかしら。キョン、あんたも何か考えときなさい」

「勘弁してやれよ」

「僕はあの地下闘技場で遊びたいです!!」

「いいわねそれ!!三ヶ月くらい借りてキャンプでもしましょう!!」

「あー、じゃあ私は冬コミの人手借りようかな〜〜〜」

「それはむしろ乗り気になりそうだ」


そう言いながら
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