第六章 Perfect Breaker
巨力圧倒
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今までのあらすじ
窮地ながらも敵に挑む蒔風。
母を打ち破ったスバル。
そして、明かされる戦いの結末。
戦いは激化し、そして徐々に終わりへと向かっている。
その中で、飛ばされた「EARTH」(仮)の眼前に出現した赤銅は――――――!!!
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「・・・・・もう一回言ってもらっていいか?」
クラウドが問う。
赤銅の剣撃は重く、様々な力は尋常なレベルではない。
が、ここにいるクラウドも、数々の戦いを勝ち抜いてきた歴戦の勇士。
その翼の力も相まって、赤銅の攻撃をどうにか凌ぎ、徐々に切迫する程にまで達していた。
赤銅がかつて暴れまわった際。
その時も赤銅自体の力は凄まじいものだったか、それ以上にラピュタの存在が大きな脅威だった。
一度倒し、相手がどのような存在であるかわかった今であれば、翼人同士の戦いは互角に至る。クラウドほどの実力者なら、なおさらだ。
だが、そのクラウドをして凄まじい衝撃が襲い掛かった。
とはいえ、何もダメージがあったわけではない。
血を流したわけでもなければ、身体だってまだ健在だ。
だが、赤銅のその一言はクラウドの精神に大きな衝撃を与えた。
「え・・・・・」
「いや・・・だからな。もう一度言ってもらえるか、今の言葉」
「再度?」
キョトン、と首をかしげる赤銅。
その動作だけでもおかしいがそれでもクラウドはうんうんと頷いて促した。
そして、赤銅が口を開き――――
「吾にいい案があるでござる。世界四剣をそろえてくれれば、どうにかするでござる。だからそれまで吾の相手を宜しくお願いしたいのでござるよ」
「ご・・・・ござる口調だと―――――!?」
蒔風に出会ったり、結合してからという物、クラウドはこれまで頭を抱えたくなるようなキャラクターをした人物には数多く出会ってきた。
そのおかげ、と言っていいのか。並大抵のことは驚かない自信があった。
だがこれはダメだ。
いや―――――ダメだろう。
まさかあの赤銅の口調が俗にいう「ござる口調」なのだから・・・・・!!!
「なにかおかしいことが?召喚されたサーヴァントの言語は、こちらに合わされるのでござろう。なれば、吾が言葉も現代風に―――――」
「まて、まってくれないかちょっと」
まあ、確かに、そう言えば、そうだ。
セイバー―――アルトリア出身は今のイギリスなので、日本語を話しているのはそう言うことだろうし、そもそも第五次聖杯戦争のサーヴァントの大半はそ
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