第六章 Perfect Breaker
巨力圧倒
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?我那覇君」
「えっ?えっと・・・・あ、悪い奴らが基準になるから、社会を脅かさない・・・か?」
「その通り。彼の言うシステムがまかり通る社会において、「悪」とは「良し」とされるんだ。つまり」
「もうそれは「悪」じゃない・・・ってことか?」
「ビンゴ」
そう言ってパチン、と指を鳴らして響を指す。
そしてどうだ?と言わんばかりに腕を広げてネガ電王へと不敵に笑った。
「悪の支配する世界。そりゃどうにも反吐が出るが、以外にも安定した世界だ。だけど、それはもう「悪」じゃないっての」
「・・・・・なるほど」
なにか反論があるか。
そう思っていた蒔風は、ネガ電王のあっさりとした納得の言葉に訝しげな表情をした。
「確かにそうだ。悪だけ、という世界はないな。ならば俺はお前だけ残そう」
「・・・・なに?」
「お前以外の全てを脅威にさらす!!お前以外の者を、物を、モノを!!総てを破壊し、蹂躙し、奪い尽くす!!!さて、先ほどまで頑張って守ってたみたいだが、ここらで俺も本気と行こうか――――!!!」
ネガ電王の宣言。
お前は正義として在るがいい。
ならば、お前の他の全てを悪の力でつぶして見せよう。
そう言って、ネガ電王は号令のように手を軽く上げた。
すると、その後方上空に時間の穴が現れる。
「まさか・・・・・」
「蹂躙するぞ。なに、おまえはとことん抵抗しろ。これが俺の、絶対に負けない悪の戦いだ!!!」
穴から飛び出す、ネガデンライナー。
戦闘車両が展開され、そこから現れるのは暴走したイマジン・ギカンテス。
牛型のギガンテスヘル
龍型のギガンテスハデス
飛行型のギガンテスヘブン
そこから出てきたギガンテス等は、本来そこから攻撃してくるユニットに過ぎない。
だが、今回は違う。
「お前らァ!!全方向全力展開!!!一体たりとも地上に降ろすなァ!!!」
「「「「「「「了解!!」」」」」」」
蒔風の咆哮。
それに重なって、ネガ電王の高笑いが響き渡る。
ギガンテス等はネガデンライナーから飛び降り、地上へと向かってやってくる。
しかも一体飛び出したら、その後から控えていたかのように次から次に飛び出してくるのだ。
「ネガ電王の召喚はこれが目的か――――!!」
アーカイヴからサーヴァントとして、そこの人物を召喚するとしても元が英霊でない限り実力は知れている。
セルトマンによってステータスが上がっていたり地力が上がっている者もいるが、それでも勝てない相手ではない。
どれだけマスターとして優秀でも、セルトマンが自身に課したのは「召喚できるサーヴァントは一度に七騎」。
自身と、残ったオフィ
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