第六章 Perfect Breaker
手錠、熾烈、結末
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てんのな。
その感想を胸に秘め「はは・・・」と笑う蒔風。
「集合!!!」
ザッッ!!
号令と共に、動き回っていた七人が蒔風の元へと集まる。
攻撃よりも街の守りや避難に力を割いていたからか、多少の傷が見られるがまだまだ全員五体満足だ。
「龍、虎、雀、武は俺とネガ電王を中心に、一定距離で四方に散ってろ。街の建物から道路の舗装まで、何一つとして破壊させるなよ!!」
「「「「応!!」」」」
「獅子、天、麟の三人は、俺たちが向かう先での避難誘導!!内、天馬、麒麟は先行、獅子を殿にして進め!!」
「「「御意!!」」」
「自分の持ち場で間に合いそうになかったら臨機応変に場所回してローテーション!!!コイツの相手は―――――俺がやる」
蒔風の指示通りに、七人の従者が動き出す。
そしてバサァ、と開翼し、蒔風が右手を後ろに回す。
「翼の中に。掴まってな」
「な、なんくるないさ〜!!」
「右手の使えない状態で、一体何ができるってんだ?なぁ」
「何を言うか。お前にはこれくらいでちょうどいいハンデだ」
「ハンデにしちゃあ、なかなかのお荷物」
クックと笑いながら、響を指して笑うネガ電王。
だが、それに対して蒔風も笑う。
「マジお前嫉妬乙だわ」
「あ?」
「手錠二つでも良かったんよ?両手に花になったのにさ」
「ふざけてんのか」
「前向きなだけ」
「ああそうかよ!!!」
イラついた口調で、一気に突っ込んでくるネガ電王。
デンガッシャーはロッドモード。
肩に引っ掛けて、脇の下を通し回し、その先端を蒔風に向けてくる。
対し、蒔風は徒手空拳。
右手を後ろに回した状態で、掌を盾にし、斜めに向けてそれに応える。
「絶対に勝つ、悪ってのを教えてやるよ!!」
「おっと残念・・・・「悪」よ、そりゃ無理な話だぜ・・・・!!!」
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ズシャァ・・・・・
「クッ・・・・強くなったわね、ギンガ、スバル・・・・・他の子たちも、大したものよ」
「そりゃそうよ・・・・ッ、スバルってば「エースオブエース」が師匠なんだから・・・・」
「そう・・・管理局のエース中のエースに・・・」
「しかもその時にとんでもない人にも教えてもらっちゃってて・・・」
「さっきの振動拳ね。体の芯から壊されるかと思ったわよ」
「私もその時のスバルに負けちゃって・・・ホントに強くなったんだ、この子も、私たち・・・・も・・・」
ガシャンと、ディエチのイノーメスカノンが
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