第六章 Perfect Breaker
手錠、熾烈、結末
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文章は全部「何々と何々が戦って、何々が勝った」「こうなった」「ああなった」という形ばかり。
台詞はあるが、気が向いた時に時どき書いているだけ、という程度。
だが、そこにあるのは紛れもなく
「そこにあるのは真実だ。ショウ。君がここに来るのも、この戦いのこの状況も」
「それはまずい。それでもお前が出てきたってことは、俺達は負けるのか?」
アーカイヴにある以上、それは運命と言ってもいい。
しかし、それを知ってなお「知ったことか」と挑発的な笑みをして聞き返すショウ。まるで「やってみろよ」と言わんばかりだ。
だが、それに対してセルトマンは表情を暗くする。
思っていたのよ異なる反応に、ショウが若干顔をしかめた。
「残念だけど、俺は蒔風に勝ててはいないんだ」
「・・・・・・なんだ、じゃあ」
「だが蒔風も俺には勝っていない」
「なに?」
セルトマンは語る。
その物語の、この戦いの結末を。
「俺と蒔風は、最後まで凌ぎを削り合った。それは物凄い戦いらしい。てか「物凄い戦いだ」ってしか書いてないんだけど」
話を、ショウは黙って聞く。
そして、最後の一文。
まだそこに至る前に、セルトマンはそれを告白《ネタばれ》した。
アーカイヴより抜粋
アーヴ・セルトマンと蒔風舜は、この世界から姿を消した。
そして、彼らが帰って来ることは、もう二度とありはしなかった
to be continued
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