第六章 Perfect Breaker
脅威顕現
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「凄いじゃない!!スバル!!」
「え・・・うん!!」
ビシッ!とサムズアップで褒められ、喜ぶスバル。
そして
「じゃあ行くよ、お母さん!!」
「ええ、いらっしゃいスバル。ギンガ。そして・・・知らない間に増えた子供たち」
初めて会ったチンク達を含め、すべてを自らの娘として。
腕を広げ、そして脇を締め。拳を構え、腰を落とす。
その全身に、力が込められていく。
「あなたたちの力、見せてちょうだい!!」
「「「「「「はい!!!」」」」」」
そうして飛び出していく娘たち。
こちらは大丈夫だ、と一安心しながらアリスは少し遠くを見る。
(これだけ離れれば「EARTH」(仮)に被害はないですね・・・・それよりも)
トッ、と軽く飛んで、ふわりと民家の上に立つ。
眺める先は、「EARTH」(仮)の方向。
(なにか・・・・来る・・・・!!!)
双眸をギチッ、と細め、そこを強く睨み付けるアリス。
建物にはクラウドが守りについている。彼がいれば大丈夫だと思えそうなものだが。
(何でしょうこの感覚・・・・)
肌がザワザワする。
クラウドの強さを疑うことはなく、逆に安心してもいいはずなのに、とてつもない不安感にかられた。
「一体、何が」
何が来ると言うのか。
そして、「EARTH」(仮)の前に、裏返った地面を浸透してきた魔法陣から、七体目のサーヴァントが召喚された。
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「できた!!ようやっと第二段階に行けるぞ!!」
予定通りなのだろうが、それでも実際にできたことはうれしいらしく、セルトマンが楽しそうな顔をする。
だがルートが確立できただけだ。そこにラインを通さねばならない。
「まあ「こいつ」は俺が相手するとして――――時間稼ぎをしてもらうぞ、セイバァー!!!」
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「あ、あれは・・・・・!!!」
飛び出して行くアリス。
様子見として、距離を取っていたのが災いした。
ここから「EARTH」(仮)までかなりの距離だ。
アリスでも全力で向かって、8秒。
実際に向こうで「彼女」を相手にする以上、息切れなどしていられないからそれよりもかかる――――!!
「クラウドさん!!!!」
それでも、アリスは7秒で向かうほどのスピードで飛び出した。
たとえ体力が続かなくとも、そのまま彼女に突撃するつもりなのだろう。
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