第五章
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たから」
こう後ろにいる姉に話した。
「沢山の素晴しいことがね」
「そうなの」
「私嬉しいから」
明菜は笑顔で述べた。
「本当にね。だからリハビリして退院したら」
「その時はどうするの?」
「家族と。お姉ちゃんと一緒に何処かに行こう」
こう言ったのである。姉に対して。
「そうしよう。皆でね」
「そうね。じゃあ何処か楽しい場所にね」
春奈もだ。妹の言葉に笑顔で応えてだった。
その笑顔でだ。こう答えたのである。
「行こう。そうしようね」
「うん、皆でね」
姉妹は笑顔で約束をした。明菜の足は元に戻り春奈の自分への深い愛を知った。辛い愛は幸せな愛に変わった。二人はそのことに深い喜びと暖かさを感じていた。姉妹で。
辛い愛 完
2012・7・2
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