第六章 Perfect Breaker
帰郷/継承
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これまでのあらすじ
セルトマンの新たなサーヴァントは、セイバー、ライダー、ブレイカー、バーサーカーの四騎。
しかし、それは彼等を分断させる作戦にすぎなかった。
更に召喚されたキャスター:大魔導師ガラによって土地をそっくり入れ替えられ、三か所に飛ばされてしまう蒔風達。
東京某所にライダーと蒔風
冬木市市内に観鈴、往人とセイバー
向こうから来た者は、今のところ把握されていない。
そして、「EARTH」(仮)をも巻き込んだ土地の入れ替え。
ひっくり返った先は、一体どのような土地か――――――
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町中を駆けるいくつかの影。
一つはアリス。
屋根などを駆けていた彼女は、いったん地面にまで降る。
合いの手追撃を避けるため、さらにそこを駆けまわって相手から身を隠した。
周囲と上空を見回し、どうやら撒いたらしいと民家の一つに背を預けて一息つく。
(この街は――――ほとんどが民家のようですね。高い建物は無し。高くて二階まで・・・・・)
アリスがひっくり返されたエリアは半径百メートルの円形。
位置としては、街の南西部と入れ替えられていた。
しかし
(何とも大きい町です・・・・・半径百メートルの円で、南西部のほんの一部にすぎないとは)
この街は、かなり巨大だった。
荒野の中にあるこの街もまた、円形をしていた。その外周には等間隔にポールが立てられている。
だが、それ以上に奇妙なのは
(人の姿を全く見かけません・・・・・)
今アリスがいるのは、街の中心に近い裏通りだ。
ひっくり返された時。
半径百メートルの位置関係としては――――
「EARTH」ビル大聖杯
●
==========
アリス
○
「EARTH」(仮)
□
==========
といった感じだった。
アリスから向こう百メートルは何もなく、こちら側百メートルのギリギリに「EARTH」(仮)が収められている、という状況だ。
そして入れ替わった今としては
街・中心
↑
==========
アリス
○
「EARTH」(仮)
□
==========
↓
街・南東
という位置。
北を上にした地図上に見ると、この図を45°右に傾けることになる。
そしてアリスは、街の中
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