第六章 Perfect Breaker
位置転換
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だ。本当の意味で解放したのは、そのにいる男ともう一人の男だ」
「お、あんたもだったか。感謝する。で、俺の子孫様は何してんだァ?」
「お、おれだって命かけたんだぞ!?身体張りまくりだぞ!?」
「そうだよ!!往人さんはカラスになってまで助けてくれたんだよ!!」
「え、なに?」
観鈴の一言から、なんだかよくわからない空気になった。
それを眺めて呆れるショウだが、とりあえず柳也の相手は彼らに任せればいいと、別の相手を見据える。
「さて・・・・いくか」
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「おいネガタロス。お前俺に勝つ気?」
「当然だ。俺はもう負けねぇ!!」
タンッ、と着地し、ネガ電王と向き合う蒔風。
芝生の上で、蒔風が首をかしげる。
油断しているわけではないが、ネガ電王の相手ならば蒔風にとって苦ではない。
(そりゃぁ楽勝、とはいかない相手だけどな。仮にネガデンライナー持ち出されても勝つことは不可能ではないはず・・・・・)
確かにかつて電王を圧倒したネガ電王ではあるが、再勝負すれば今度はそれも逆転するだろう。
ネガ電王は、特別強力なライダーではないのだ。
にもかかわらず、この自信はどこから来るのか。
それだけがただ不気味である。
「俺は確かに、電王とキバに負けちまった。だがな、悪には悪の強みってのがある。前回はそれが出来ねぇ状況だったか、今度はちげぇ!!!」
ゴゥン!!!!
「なに!?」
「いくらでもキタねェ手を使う。どんな手段でも使ってみせる。それが、悪の生きる道!!」
何かの起動音。
同時に、蒔風とネガタロスを中心に、地面に円形の模様が浮き上がる。
それは、他でも同様の事態が起こっていた。
今の彼らの位置は、「EARTH」ビル大聖杯を中心に、逆三角形になるように三方に散っている状態。
左上に観鈴たち。
右上に蒔風。
下には、アリスたちだ。
中心からその三点に向かって地面を光が走り、その先で彼らを中心に円が描かれる。
その円の模様は、そう、まるで―――――まるでメダルがひっくり返るかのような―――――!!!
「まさ・・・か!?」
三地点の円が、地面を切り取って浮遊する。
そしてゆっくりとひっくり返り、別地点の土地とひっくり返って入れ替える・・・・!!!
「これは!?」
「「EARTH」敷地内の座標が乱れています・・・・・こ、これは」
「まさか・・・・あいつか!!!」
「ガラ!!!」
「EARTH」(仮)から飛び出し、
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