第六章 Perfect Breaker
場景解釈
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「・・・・何か言うことは?」
「・・・・(布団めくられて的な)きゃー、えっちー?」
「ちげぇ!!」
どうやら一晩中、漫画を読み漁っていたらしい。
確かに風邪をひいたときというのはよほど辛くないと暇になってゲームでもしたくなるものだが・・・・・
今の蒔風にも、同じような心理が働いたらしい。
「でも寝たから!!ちゃんと寝たから!!ほら!!ここまで回復してる!!」
「確かにそうだけどな、でもそう言うことじゃないだろぅがーーーー!!!!」
うがーーー!!と起こるショウだが、視界の隅に何かを見た。
そしてそちらをクルリと見る。
そこには残りの翼人と、翼刀の寝ているベッド。
理樹と一刀は携帯ゲームで通信プレイ中で
クラウドは携帯をいじっているも、枕元に置かれた携帯ゲームは二人と同じもの
観鈴はというと、誰の影響か薄い本をゴソゴソと布団の中に押し込んで隠していた。
そして翼刀は、ポータブルDVDプレイヤーで映画を見ていた。脇には見終わったDVDのパッケージが。
とどのつまり―――――
「お前ら、寝たか?」
「「「「「・・・・・・うん」」」」」
もしもこれを言葉通り受け取ったのなら、そいつはこの先社会で生きて行けまい。
「この・・・・この・・・」
ワナワナと拳を震わせながら、それでも一撃を我慢するショウ。
だが
「あっ、やべっ」
ズボッ
『たくさん上手に、焼けました〜!!』
『オリャー!!』
ブチリ
イヤホンの抜けたゲーム機から、そんな音がしてショウがキレた。
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「EARTH」(仮)から、とある五人へと向けられた一人の罵声と怒声が外まで轟く。
その声は、大聖杯内のセルトマンにまで聞こえたとか聞こえなかったとか。
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「お ま え らァ〜〜〜〜!!!」
「いやいやまてまて!!!ほら!!翼刀のおかげで予想以上に回復してんだよ、俺ら!!」
「バカ言うな!!翼刀だって体力も何もないはず」
「あー、そうでもないんすよ。あくまでも治癒能力があんのはコイツなんで、ほっといてもそれなりに回復するんす」
そういって、ヴァルクヴェインを取り出す翼刀。
確かに、神剣ヴァルクヴェインには治癒能力がある。
翼刀が力を籠めればそれだけ回復は早まるが、剣だけの力でも多少の治癒力はあるらしい。
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