第六章 Perfect Breaker
父へと送る氷華
[1/7]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
挿入歌
仮面ライダーガールズ「咲いて」
★☆★☆★
今までのあらすじ
エスティアにおいて、敵を撃破していく戦士たち。
オーガをまどかが
サソードをカブトが
エターナルをガタックが
しかし、新たなサーヴァント。
バーサーカー・仮面ライダーサソードがカブトとフォーゼの二人を追い詰める。
更にはキャスター・闇の書の闇をも召喚。
エスティアの管制プログラムを乗っ取り、アルカンシェル発射を承認する。
その発射まで、残り―――――
------------------------------------------------------------
《チャージ完了、及び再発射まで残り20秒。19、18、17――――》
すでに残り時間は15―――いや、もうすでに十秒を切ろうとしている。
しかし、クロノは黙って動かない。
諦めたのか。
・・・・・否
クライドから見えるクロノの表情に、焦りも落胆も、そして敗北の色も見えはしない。
そのクライドの心境を察したのか、振り向くことなくクロノが呟いた。
「失敗したと言いますが、それは違います。この作戦は、成功しているんです」
「?」
クロノの自信満々の笑みに、クライドは疑問を浮かべる。
瞬間、その時間がやってきた。
カウントダウン終了。
アルカンシェルの発射時間だ。
だが、発射の閃光もなければ、その反動もない。
戦艦に通じて聞こえるはずの、発射音すらない。
代わりに聞こえてきたのは・・・・・
《ターゲットをモニターに入れてください。指示されている地点は、砲撃範囲外です》
《エンジントラブル、及び動力炉の凍結により、エスティアの旋回が不可能です》
《ターゲットをモニターに入れてください。指示されている地点は、砲撃範囲外です》
《エンジントラブル、及び動力炉の凍結により、エスティアの旋回が不可能です》
《ターゲットをモニターに入れてください。指示されている地点は―――――
「これ・・・・は・・・・・」
「なんだこれ?床つめてぇ・・・・」
「く・・ぅ・・・?これは」
下階で床に倒れ伏せる弦太朗が、頬に触れる床に冷感を
頭を振って何とか立とうと膝立ちになる天道が、掌に同じものを感じていた。
瞬間
ビキィ!!
「GORRRR!!!」
ユラリと二人へと迫っていたサソードの足が、動かなくなった。
正確には、脚が張り付いて先に進めなくなる。
見ると、そこには氷が。
凍結した水蒸気が、床と脚をしっかりと縛り付けてその動きを
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ