第六章 Perfect Breaker
再砲撃、承認
[9/9]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
なかったのだ。
「とはいっても結果論。やはり僕のこの作戦は、褒められたものではないでしょう」
「・・・・だがアルカンシェルは止まらない」
結果的に良かったのは確かにそうだ。
だが、それでもこれを成功したと言えるのか。
アルカンシェルは止まらない。
スイッチを破壊しようとも、プログラムそのものを乗っ取られては意味がない。
砲台部の破壊も、今からでは間に合わない。
もう一分もしないうちにアルカンシェルは発射され、地上の半径数十キロにわたる範囲は時空断裂に巻き込まれて消滅することになるだろう。
もちろんその中にセルトマンや大聖杯もあるわけだが、これを実行したあたり何か対策はしてあるのだろう。
そうしていると、クロノの眼下でついにサソードが剣を拾い上げた。
そしてユラリと、天道と弦太朗の方へと向き直る。
腕を広げ、その圧倒的な破壊の一撃の矛先を、生身の二人に差し向けるために。
それでも、クロノは動かなかった。
じっと、その状況を睨み付けるのみ。
その内、無情にも機械音声が時間を告げる。
アルカンシェル、発射完了時間まで残り―――――
《発射スイッチのロック―――解除を確認。アルカンシェル発射目標の座標を確認。機体旋回。目標を射程範囲に入れます。チャージ完了、及び再発射まで残り20秒。19、18、17――――》
to be continued
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ