第六章 Perfect Breaker
再砲撃、承認
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して召喚された彼で間違いない。
「あの彼」を召喚することは、たとえクラスを変えてもできることではない。
では、この眼前のバーサーカーは
サソードに変身し、怒りと憎悪の咆哮を上げて破壊を実行してくるこの敵の正体とは
つまり、簡単な話――――――スコルピオワームが殺した、正真正銘の「神代剣」だと言うことである。
《rider slash》
「WOOOOAAAAAAAAAARRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRR――――――ッッッ!!!」
「躱せ如月ッッ!!」
「ウをォあ!!」
乱雑な動き。
太腿部に剣を叩きつけ、ライダースラッシュを発動させたバーサーカーが、咆哮と憎悪に身を任せて、フォームもへったくれもなくブチかましてきた。
真っ直ぐに振り降ろされる刃を、カブトとフォーゼは左右に分かれて回避し、その間を縦一文字に刃が通過していった。
本来は毒液と共に敵を切り裂く技であるライダースラッシュだが、バーサーカーとしての召喚にその特性は失われているらしく、その分すべてが破壊力・攻撃力へと変換されているようだ。
通路の床は一瞬その耐久を見せつけようと踏ん張るが、それは確かに一瞬のみだった。
床表面が波打ったようになったかと思うと、それに耐えきれず暴れ、爆発したかのように爆ぜた。
足場が崩れ、下層へと落ちるカブトとフォーゼ。
当然、サソード自身も落下しているが彼には特に関係ないだろう。
現に彼はその剣を振るいながら、落ちる瓦礫を蹴ってカブトへと向かってその刃を振り下ろしにかかっていたのだ。
落下と言っても、一階分下に落ちるだけ。時間にして二秒とないだろう。
しかし、その二秒に満たない中での攻防は凄まじかった。
瓦礫を蹴って飛び出すサソード。
受け切れるとは思えないが、何もしないよりはましと、カブトクナイガンを構えるカブト。
しかしそれが交差する一瞬先に、フォーゼの「ウィンチ」がカブトの身体を引く。
空中で身動きのきかないサソードは、それでもフォーゼの方へと無理矢理体の向きを変えて刃を横に薙いだ。
紫の斬撃が、ウィンチのワイヤーを切断、さらに空を切ってフォーゼへと衝突する。
フォーゼはウィンチのマシン部分で受けるが、もともとそう言った目的の物ではないそれは簡単に砕け、左腕に伝わる衝撃はその骨を完全に砕き散らせた。
当然、カブトは引かれた勢いのままフォーゼへと向かうが、フォーゼはそれ以上の速度で吹き飛んでいく。
カブトはそのまま落ち、床を滑って停止する。
一方、左腕に引っ張られるように乱回転しながら、フォーゼは逆さまの状態で背中から内側の壁に叩きつけられる。そのまま壁が崩れればブリ
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